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業種›輸送用機器›大同メタル工業
大同メタル工業

大同メタル工業 7245

愛知県名古屋市に本社を置く自動車用軸受メーカー。p.61939年設立。2026年3月期の売上高 1,420億円。

輸送用機器自動車・輸送機TOPIX Small 2配当あり

企業概要

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.1国税庁

企業名
大同メタル工業株式会社(Daido Metal Co., Ltd.)p.1
法人番号
1180001012595 国税庁
設立
1939年11月(大同メタル工業㈱を設立(当初資本金250千円)、本社を名古屋市中川区に開設)p.4
資本金
8,413 百万円p.3
代表者
代表取締役会長兼CEO 判治誠吾p.1
本店
愛知県名古屋市中区栄二丁目3番1号 名古屋広小路ビルヂング13階p.1
電話番号
052-205-1404p.1
業種
輸送用機器(東証33業種)JPX
決算期
3月日本基準p.1
監査法人
有限責任監査法人 ト ー マ ツp.68
従業員数
7,267人(連結)p.21,374人(単体)p.3
関係会社
子会社35社、関連会社・共同支配企業3社p.6
URL

上場企業情報

出所: JPX 銘柄情報有価証券報告書 2026年3月期 p.1

証券コード
7245JPX
市場区分
東証プライムJPX
33業種
17業種
自動車・輸送機JPX
規模区分
TOPIX Small 2JPX
EDINETコード
E02175p.1
上場
1961年10月p.4
発行済株式総数
47,520 千株p.3
直近の有報
2026年3月期(提出 2026年6月22日)p.1
配当
31.00円配当性向 36.2%p.3
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事業の内容

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.6–7

事業の内容

当社グループは、当社、子会社35社及び関連会社3社で構成されており、その主な事業内容と、各社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 p.6

なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 p.6

また、当連結会計年度より、報告セグメントの名称を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 p.6

パワートレイン事業 p.6

当事業部門においては、高性能、高品質等の自動車用(乗用車・トラック・レーシングカー)エンジンに対応する自動車用エンジン軸受を中心に、二輪エンジン用軸受、エンジン補機(ターボチャージャー・バランサー機構)用軸受などを製造・販売しております。 p.6

(主なグループ会社) p.6

国内…当社、大同プレーンベアリング㈱、エヌデーシー㈱、大同メタル販売㈱、エヌデーシー販売㈱、大同メタル佐賀㈱海外…(北米)大同メタルU.S.A.INC.、大同メタルメキシコS.A.DE C.V. p.6

(アジア)ダイナメタルCO.,LTD.、同晟金属㈱、PT.大同メタルインドネシア、大同精密金属(蘇州)有限公司(欧州)大同メタルヨーロッパGmbH、大同メタルチェコs.r.o. p.6

マリン・エネルギー事業 p.6

当事業部門においては、舶用低速エンジン用軸受、舶用・産業用中高速エンジン用軸受、発電(水力・火力・風力)用軸受、産業(コンプレッサー・増減速機等)用軸受など多種多様な分野で用いられる産業用軸受等を製造・販売しております。 p.6

(主なグループ会社) p.6

国内…当社、大同インダストリアルベアリングジャパン㈱、大同メタル販売㈱海外…大同インダストリアルベアリングヨーロッパLTD.、大同メタルヨーロッパLTD.、大同メタルヨーロッパGmbH、大同メタルチェコs.r.o.、大同メタルU.S.A.INC. p.6

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ライフ事業 p.6

当事業部門においては、自動車部品(ショックアブソーバー、空調コンプレッサー、ステアリング、トランスミッション)用軸受などを製造・販売しております。 p.6

(主なグループ会社) p.6

国内…当社、エヌデーシー㈱、大同メタル販売㈱、大同メタル佐賀㈱海外…(北米)大同メタルU.S.A.INC.、大同メタルメキシコS.A.DE C.V. p.6

(アジア)ダイナメタルCO.,LTD.、大同精密金属(蘇州)有限公司(欧州)大同メタルヨーロッパGmbH、大同メタルチェコs.r.o. p.6

フロンティア事業 p.6

当事業部門においては、自動車用(電動化自動車含む)アルミダイカスト製品、自動車及び二輪向け精密金属加工部品(曲げパイプ製品、切削加工製品、ノックピン)などを製造・販売しております。 p.6

(主なグループ会社) p.6

国内…㈱飯野製作所、ATAキャスティングテクノロジージャパン㈱海外…フィリピン飯野 CORPORATION、飯野(佛山)科技有限公司、PT.飯野インドネシア、ISS アメリカINC.、ISS メキシコマニファクチュアリングS.A.DE C.V. 、ATAキャスティングテクノロジーCo.,Ltd.、DMキャスティングテクノロジー(タイ)Co.,Ltd. p.6

その他 p.6

電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受、食品・飲料・化粧品や油脂・樹脂・接着剤等の粘性の高い液体搬送まで可能なポンプ関連製品、集中潤滑装置等を製造・販売しております。 p.6

また、製品の保管・配送管理、不動産賃貸等をしております。 p.6

(主なグループ会社) p.6

国内…当社、大同ロジテック㈱、大同メタル販売㈱ p.6

事業の系統図は次のとおりであります。 p.7

第一部 第1 企業の概況 3 事業の内容EDINETで原文を開く → p.6–7

業績指標

連結 17指標単体 17指標5期出所: 有価証券報告書 2026年3月期「主要な経営指標等の推移」 p.2–3

連結(日本基準)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
142,009
2026年3月期
+4.2%+8.1%p.2
経常利益
百万円
7,402
2026年3月期
+8.5%+11.2%p.2
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失
百万円
4,396
2026年3月期
+61.6%+23.4%p.2
包括利益
百万円
12,016
2026年3月期
+88.2%+21.7%p.2
純資産額
百万円
91,425
2026年3月期
+11.4%+7.4%p.2
総資産額
百万円
209,434
2026年3月期
+6.5%+6.0%p.2
1株当たり純資産額
円
1,751.6
2026年3月期
+13.5%+7.9%p.2
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失
円
93.73
2026年3月期
+62.4%+23.2%p.2
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
-
2026年3月期
--p.2
自己資本比率
%
39.2
2026年3月期
+5.9%+1.9%p.2
自己資本利益率
%
5.7
2026年3月期
+50.0%+14.6%p.2
株価収益率
倍
9.1
2026年3月期
+7.1%-10.2%p.2
営業活動によるキャッシュ・フロー
百万円
13,722
2026年3月期
+25.6%+1.0%p.2
投資活動によるキャッシュ・フロー
百万円
-7,822
2026年3月期
+6.8%-p.2
財務活動によるキャッシュ・フロー
百万円
-4,768
2026年3月期
-99.4%-p.2
現金及び現金同等物の期末残高
百万円
26,281
2026年3月期
+5.0%+8.6%p.2
従業員数
人
7,267
2026年3月期
-0.8%+1.0%p.2
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提出会社(単体)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
78,514
2026年3月期
+6.7%+4.5%p.3
経常利益
百万円
4,528
2026年3月期
-25.6%+15.3%p.3
当期純利益又は当期純損失
百万円
4,012
2026年3月期
+9.8%-p.3
資本金
百万円
8,413
2026年3月期
+0.0%+0.0%p.3
発行済株式総数
千株
47,520
2026年3月期
+0.0%+0.0%p.3
純資産額
百万円
55,854
2026年3月期
+5.6%+2.1%p.3
総資産額
百万円
136,394
2026年3月期
+8.2%+5.7%p.3
1株当たり純資産額
円
1,191.8
2026年3月期
+6.2%+2.0%p.3
1株当たり配当額
円
31.00
2026年3月期
+72.2%+5.5%p.3
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失
円
85.54
2026年3月期
+10.4%-p.3
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
-
2026年3月期
--p.3
自己資本比率
%
41.0
2026年3月期
-2.4%-3.4%p.3
自己資本利益率
%
7.4
2026年3月期
+4.2%-p.3
株価収益率
倍
10.0
2026年3月期
+58.7%-p.3
配当性向
%
36.2
2026年3月期
+56.0%-p.3
従業員数
人
1,374
2026年3月期
-1.4%+0.2%p.3
株主総利回り
%
162.8
2026年3月期
+69.8%+12.6%p.3
単位は指標名の下に記載。前期比は直近期と前期の差、5期 CAGR は5期(4年間)の年平均成長率。推移は各行の最小と最大で正規化した形で、色は前期比の符号。出所列の p.N は有価証券報告書の該当ページ。

沿革

56件出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.4–5

  1. 1939年11月大同メタル工業㈱を設立(当初資本金250千円)、本社を名古屋市中川区に開設 p.4
  2. 1940年6月中川工場(名古屋市中川区)操業開始(1945年7月岐阜工場に疎開・移転)、 自動車用エンジン軸受事業開始 p.4
  3. 1943年8月本社を名古屋市中区に移転 黒川工場(名古屋市北区)操業開始(旧名古屋事業所 2002年10月閉鎖) p.4
  4. 1943年10月社名を大同軸受工業㈱に変更 p.4
  5. 1945年7月岐阜工場(岐阜県郡上市)操業開始 p.4
  6. 1946年4月社名を再び大同メタル工業㈱に変更 p.4
  7. 1947年9月本社を名古屋市中区から名古屋市北区に移転 p.4
  8. 1961年10月名古屋証券取引所市場第二部上場 p.4
  9. 1962年3月犬山工場(愛知県犬山市)操業開始(現犬山事業所内犬山工場)、自動車用エンジン軸受生産開始 p.4
  10. 1968年8月前原工場(愛知県犬山市)操業開始(現犬山事業所内前原工場)、船舶用エンジン軸受事業開始 p.4
  11. 1971年4月ナガトメタル工業㈱を吸収合併(旧東京工場(横浜市港北区) 2008年3月閉鎖) p.4
  12. 1971年4月日本メタル工業㈱を吸収合併(旧埼玉工場(埼玉県入間市) 2008年9月閉鎖) p.4
  13. 1971年10月㈱アジアケルメット製作所(東京都大田区)の株式を取得(2023年10月吸収合併) p.4
  14. 1973年1月ダイナメタルCO.,LTD.(タイ)設立(現連結子会社) p.4
  15. 1976年2月ポンプ事業部(旧名古屋事業所内)操業開始(2001年5月犬山事業所内に移転) p.4
  16. 1984年3月大同メタルU.S.A.INC.(米国)設立(現連結子会社) p.4
  17. 1984年9月中華大同軸承工業(股)(台湾)設立(現中原大同股份有限公司:連結子会社) p.4
  18. 1989年1月同晟金属㈱(韓国)設立(現連結子会社) p.4
  19. 1991年9月PT.大同メタルインドネシア(インドネシア)設立(現連結子会社) p.4
  20. 1992年8月大同ロジテック㈱(名古屋市中区)設立(現連結子会社) p.4
  21. 1996年5月エヌデーシー㈱(千葉県習志野市)の株式を取得(現連結子会社) p.4
  22. 1996年12月大同メタルアメリカCORP.(米国)設立(2010年9月解散・清算) p.4
  23. 1997年1月グレーシア大同アメリカLLC(米国)設立(2005年8月持分全額譲渡) p.4
  24. 1997年4月大同メタル販売㈱(名古屋市中区)設立(現連結子会社) p.4
  25. 1997年9月名古屋証券取引所市場第一部上場 p.4
  26. 1998年12月フェデラルモーガル大同HWB CO.,LTD.(イギリス)設立 (現大同インダストリアルベアリングヨーロッパLTD.:連結子会社) p.4
  27. 2000年3月ディーエムシー㈱設立(現大同プレーンベアリング㈱(岐阜県関市):連結子会社) p.4
  28. 2001年12月BBL大同プライベートLTD.(インド)設立(現持分法適用関連会社) p.4
  29. 2002年1月大同メタルコトールAD(モンテネグロ)設立(現連結子会社) p.4
  30. 2002年8月本社を名古屋市北区から名古屋市中区に移転 p.4
  31. 2002年12月大同精密金属(蘇州)有限公司(中国)設立(現連結子会社) p.4
  32. 2003年4月大同メタルヨーロッパGmbH(ドイツ)設立(現連結子会社) p.4
  33. 2004年3月東京証券取引所市場第二部上場 p.4
  34. 2005年3月東京証券取引所市場第一部上場 p.4
  35. 2005年4月大同メタルチェコs.r.o.(チェコ)設立(現連結子会社) p.4
  36. 2005年5月大同メタルベルフォンテンLLC(米国)設立(2010年9月解散・清算) p.4
  37. 2005年6月東京本社を東京都品川区に開設 p.5
  38. 2005年9月グレーシア大同アメリカLLCのベルフォンテン工場(米国)を大同メタルベルフォンテンLLCが営業譲受 (2010年9月解散・清算) p.5
  39. 2006年1月大同メタルヨーロッパLTD.(イギリス)設立(現連結子会社) p.5
  40. 2007年1月大同プレーンベアリング㈱関工場を新設、同社の生産能力を拡大 p.5
  41. 2007年9月ZMZベアリングスLLC(ロシア)の株式を取得(現大同メタルロシアLLC:連結子会社) p.5
  42. 2007年10月広州原同貿易有限公司(中国)設立(現子会社) p.5
  43. 2007年11月大同リビルドサービスINC.(フィリピン)設立(2013年8月解散・清算) p.5
  44. 2010年9月大同メタルアメリカCORP.及び大同メタルベルフォンテンLLCの解散・清算 p.5
  45. 2012年2月大同メタルメキシコS.A.DE C.V.(メキシコ)設立(現連結子会社) p.5
  46. 2012年7月大同インダストリアルベアリングジャパン㈱設立(現連結子会社) p.5
  47. 2013年8月大同リビルドサービスINC.の解散・清算 p.5
  48. 2014年1月大同メタルメキシコ販売S.A.DE C.V.(メキシコ)設立(現連結子会社) p.5
  49. 2015年4月大同メタル佐賀㈱設立(現連結子会社) p.5
  50. 2016年12月㈱飯野ホールディング(埼玉県さいたま市)の全株式を取得(現連結子会社) (2019年6月東京都品川区に移転) p.5
  51. 2017年1月DMSコリアCO.,LTD.(韓国)出資(現子会社) p.5
  52. 2017年1月ATAキャスティングテクノロジージャパン㈱(静岡県菊川市)の全株式を取得(現連結子会社) (2019年9月東京都品川区に移転) p.5
  53. 2018年1月DM キャスティングテクノロジー(タイ)Co.,Ltd.(タイ)設立(現連結子会社) p.5
  54. 2018年10月NPRオブヨーロッパGmbH(ドイツ)の30%の株式を取得(現持分法適用関連会社) p.5
  55. 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプレミア市場へ移行 p.5
  56. 2023年10月当社を存続会社として、㈱アジアケルメット製作所(連結子会社)を吸収合併 p.5

大株主

上位10名出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.39

#株主名所有株式数(千株)持株比率出所
1日本マスタートラスト 信託銀行株式会社3,5167.40%p.39
2大同メタル従業員持株会2,0624.34%p.39
3大同メタル友栄会持株会1,9794.16%p.39
4株式会社日本カストディ銀行1,8613.91%p.39
5THE SERI WATHANA INDUSTRY CO., LTD. 7030001,0002.10%p.39
6エンパイヤ自動車株式会社9121.91%p.39
7伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社8861.86%p.39
8大同メタル協力会持株会8301.74%p.39
9野村信託銀行株式会社8231.73%p.39
10カヤバ株式会社8001.68%p.39
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持株比率は発行済株式(自己株式を除く)に対する割合。信託銀行の株式数は信託業務に係るもの。

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  • 役員 12名
  • 従業員・人的資本
  • 開示の記述 5章 全文
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役員

12名男性11名 女性1名2026年6月22日現在出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.56–58

  • 代表取締役会長兼CEO判治誠吾代表取締役p.56
  • 代表取締役社長兼COO古川智充代表取締役p.56
  • 取締役兼常務執行役員 人事企画ユニット長兼 犬山事業所長墓越繁昌p.56
  • 取締役兼常務執行役員 新製品開発ユニット長吉田有宏p.56
  • 取締役兼常務執行役員 財務企画ユニット長伊藤啓貴p.56
  • 取締役兼常務執行役員 第1カンパニープレジデント正田健二p.57
  • 取締役星長清隆p.57
  • 取締役白井美由里p.57
  • 取締役石原真二p.57
  • 常勤監査役高木幸司p.57
  • 監査役松田和雄p.57
  • 監査役吉田悦章p.58

従業員・人的資本

出所: 有価証券報告書 2026年3月期「従業員の状況」 p.78 ほか

連結従業員数
7,267 人
単体従業員数
1,374 人
平均年齢
41.4 歳
平均勤続年数
16.9 年
平均年間給与
6,712,000 円
女性管理職比率
4.8 %
男性育児休業取得率
90.9 %
男女賃金差異(全体)
69.2 %
同(正社員)
73.4 %
同(パート・有期)
67.8 %
役員の女性比率
8.3 %(女性1名/12名)
自己資本比率(連結)
39.2 %
ROE(連結)
5.7 %
EPS
93.73 円
BPS
1,751.6 円
株主総利回り
162.8 %

セグメント別従業員数(連結)

セグメント従業員数(人)出所
パワートレイン事業3,296p.77
マリン・エネルギー事業567p.77
ライフ事業799p.77
フロンティア事業2,184p.77
その他48p.77
全社(共通)373p.77

開示の記述

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 の該当章をそのまま掲載

経営方針、経営環境及び対処すべき課題等

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 p.10

(1)会社の経営の基本方針 p.10

当社グループは、経営方針として、「企業理念」、「行動憲章」、「行動基準」、「行動指針」及び「環境基本方針」を掲げ、事業活動を通して社会に貢献してまいります。また、技術立社として、トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑技術)の領域をコアにテクノロジーリーダーとして、来るべき時代を見据え、技術を磨き、企業としての社会的責任を果たしていく所存であります。 p.10

当社グループは、上記の経営方針を踏まえ、「あらゆる動きを支えて 豊かな暮らしに貢献する」ことをパーパスとして、この度、2025年度から2030年度までの新中期経営計画「Bridge to Daido 2030」をスタートさせました。当社グループは、この新中期経営計画に基づく活動を通して、企業価値の向上に取り組んでまいります。 p.10

世界経済のデカップリング化の加速、業界の構造変化等、予測が難しい状況下ではあるものの、当社グループは、グループシナジーの追求によるすべり軸受業界におけるプレゼンスの更なる引き上げを図り、世界唯一の総合すべり軸受メーカーとして世界No.1の企業であり続けます。 p.10

(2)中長期的な会社の経営戦略 p.10

(目指す未来) p.10

新中期経営計画の策定にあたっては、2050年を展望し、当社グループが提供してきた製品の社会的価値や大切にしてきた価値観を未来へのパーパス(Purpose)とし、また、当社グループが目指す姿をビジョン(Vision)としました。新中期経営計画のスタートに合わせて、事業セグメント名称を変更し、新中期経営計画で掲げた目標を達成するために、従来以上に事業セグメントごとの戦略を明確化し、経営資源の配分見直しなども進めます。 p.10

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これらの取り組みを通じて、当社グループが目指すべき事業ポートフォリオを実現してまいります。 p.10

(目指す事業ポートフォリオ) p.10

当社グループは、自動車や船舶に使用されるエンジン周りの軸受の製造・販売をコア事業としてきました。世界唯一の総合すべり軸受メーカーとして世界No.1の企業であり続けるため、これまでエンジン周りの軸受事業で培った技術・製造ノウハウ・信頼と安心の品質・事業基盤の強みをさらに活かしてまいります。 p.10

具体的には、エンジン用軸受の品揃え・環境負荷対応力など、お客様のニーズに応え続けるための全方位戦略(マルチパスウェイ戦略)を軸として進めます。 p.10

また、その上で、エンジン周り以外の領域で使用される製品の拡販も図り、具体的戦略を段階的に実行に移し、「エンジン周り以外」、「自動車・船舶以外」の各事業のウェイトを引き上げます。すべり軸受の価値を、従来の自動車や船舶だけでなく一般産業向けにも幅広く提供することで事業基盤を強化し、すべり軸受以外の事業領域へ拡充を図ってまいります。 p.10

(定量目標) p.10

新中期経営計画では、前半3年目の2027年度における「売上高:1,500億円」、「営業利益:120億円」、「営業利益率:8%以上」、「ROE:8%以上」を中間地点の目標数値とし、最終年度である2030年度には「営業利益率:10%以上」、「ROE:9%以上」が達成できるよう目指してまいります。 p.10

米国が導入した相互関税は、当社グループの売上高や利益に大きな影響を与えることが予想されますが、当社グループとしては、外部環境の変化とは関係なく、前中期経営計画後半より取り組んでいる利益創出力向上のための構造改革を引き続き進めます。目標利益達成の具体的戦略として、新たな用途開発や新しいお客様の開拓などによる売上高の拡大、利益の増加のみならず、材料費・労務費などの販売価格への転嫁、製品別損益管理の徹底、原価管理の高度化などにも継続的・計画的に取り組みます。併せて、設備投資の効率的な運用やサプライチェーンマネジメント強化によるリードタイムの短縮などにより総資産回転率や財務レバレッジの適正化を図るなど、財務健全化も並行して進め、ROEの向上に取り組んでまいります。 p.10

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 p.11

当社グループを取り巻く環境の目まぐるしい変化や将来予測の見通しが難しい状況は変わりませんが、この難局に的確に対処するべく、当社グループは、2025年度を開始年度とする新中期経営計画を着実に遂行し、企業価値の向上に努めております。 p.11

2025年度においても原材料価格や資源価格の高騰が継続したほか、労務費の上昇などが見られ、当社グループの利益を押し下げる要因となりました。 p.11

しかしながら、そのような状況下におきましても、当社グループは、自動車主要顧客の生産増や船舶業界・建設機械業界における旺盛な需要に対応し、2025年度の売上高は142,009百万円(前期比5,706百万円増)となり、前年度実績を上回りました。 p.11

利益面につきましても、材料費・労務費などの価格転嫁の取組強化により利益の押し下げ要因の解消に努め、営業利益は8,371百万円(前期比1,280百万円増)、営業利益率は5.9%(前期比0.7ポイント増)となりました。 p.11

(新中期経営計画 「Bridge to Daido 2030」) p.11

新中期経営計画「Bridge to Daido 2030」の詳細は当社ウェブサイト(https://www.ir.daidometal.com/management/policy.html)に掲載しているとおりですが、当社グループは、新中期経営計画を通じて、資本コストを上回る持続的成長が展望・創出できる企業を目指します。2025年度から2030年度までの期間を、2030年以降を見据えた事業体制の再構築を行う6年間と位置付けた上で、前中期経営計画の成果と課題や2024年度における取組、昨今の新たな事業環境の変化も踏まえ、今回の新中期経営計画を策定しております。 p.11

(事業戦略) p.11

2030年度以降の成長戦略も見据え、4つの柱を重要な軸と位置付けて事業戦略を展開していきます。 p.11

第1の柱:利益体質強化のための構造改革 p.11

第2の柱:コア事業の磨き上げ p.11

第3の柱:ネクストコア事業・セミコア事業の強化 p.11

第4の柱:非財務資本重視の経営の推進 p.11

第1の柱:利益体質強化のための構造改革 p.11

当社グループの利益水準は、事業を取り巻く環境の不透明さはありますが、利益創出力の更なる強化のためには構造改革が必要と認識しています。当社グループは、2023年度から「改革プラン」を立ち上げて改革すべき領域を定め、鋭意取り組んでおり、新中期経営計画においては、その取り組みの効果を実現させてまいります。 p.11

とりわけ、アルミダイカスト事業については、その赤字の要因を解消するため、生産面の課題に取り組み、その効果が表れつつあります。今後も継続して、材料調達・金型製作、製品製造、検査・出荷の生産過程ごとに課題を潰し込み、安定した生産体制を目指します。また、厳しい事業環境にある欧州地区の各拠点については、既に一部拠点において、グループ内での生産設備の移管を進めるなど、改革に向けた施策を始動させています。他にも、生産設備の減価償却費の適正化を目的とした設備投資管理改革、原材料の調達・生産体制の見直しなどによる製造原価の引き下げに向けた活動も進展させてまいります。 p.11

このように、当社グループは、2030年以降を見据えつつ、中長期的な課題に計画的・積極的に取り組むとともに、低採算事業の縮退や組織再編などについても進めてまいります。 p.11

第2の柱:コア事業の磨き上げ p.11

パワートレイン事業(これまでの自動車用エンジン軸受事業)におけるマーケットシェアにつきましては、2024年に引き続き、世界トップシェア(2025年暦年、当社推定)を達成いたしました。世界的にEV(電動)化が進展している状況は変わりませんが、EV化進行度合いの鈍化により、内燃機関の需要の減少までには一定の猶予があると見込まれます。当社グループとしましては、設備投資については慎重に検討・対処しつつも、市場の顕在ニーズ及び潜在ニーズに確実に応え、トラックエンジン用軸受の拡販やガソリンエンジン用軸受の新規開拓等により更なるシェア拡大を目指してまいります。また、エンジン周り以外で軸受の需要があるショックアブソーバーを中心とした自動車部品向けの更なる拡販や、EV車の新規需要の開拓、空調機器等の一般産業向け軸受の開拓にも取り組み、ライフ事業(これまでの自動車用エンジン以外軸受)の拡大にも努めてまいります。 p.12

マリン・エネルギー事業(これまでの非自動車用軸受事業)における舶用低速エンジン用軸受のマーケットシェアにつきましては、海外市場の開拓強化が実ってトップシェア(2025年暦年、当社推定)を維持するとともに、船舶市場の需要も引き続き堅調に推移しました。同じく、マリン・エネルギー事業の舶用・産業用中高速エンジン用軸受においても、造船や建設機械市場における受注増に伴い、シェアを拡大することができました。引き続き、舶用低速エンジン用軸受のマーケットシェアの維持に努めるとともに、日本拠点の新工場建設や英国拠点での設備増強を通じて生産能力を拡大させ、発電機向け中高速エンジン用軸受の需要増加に応えてまいります。 p.12

第3の柱:ネクストコア事業・セミコア事業の強化 p.12

フロンティア事業(これまでの自動車用軸受以外部品事業)に含まれるアルミダイカスト事業においては、金融機関の慎重な融資姿勢の継続や景気減速等の影響により受注が減少しました。また、精密金属加工部品事業における曲げパイプ・ノックピンなどの精密金属加工部品も、中国における日系自動車メーカーの需要減少の影響を受け、売上高は前年度より減少しました。過年度において多額の減損損失を計上したアルミダイカスト事業については、生産管理体制や工程改善に進展が見られ、2025年度は赤字が縮小しており、2026年度以降も利益水準の回復が見通せる状況となりました。引き続き、生産管理体制や工程改善の更なる強化、品質管理面の体制の抜本的見直し等により、利益確保に向けた取り組みを強力に進めてまいります。 p.12

目指す事業ポートフォリオを実現するためにも、前中期経営計画期間中に取り組んでまいりましたコア技術を応用した顧客ニーズ(性能・コスト・軽量化)への対応強化など、エンジン周り以外で使用される軸受の需要開拓を進め、すべり軸受の社会的価値の新たな発掘に継続的・計画的に取り組みます。ガスタービンや水力発電向けビジネスの新規開拓、風車ビジネスの技術基盤の確立など、未来への足掛かりも築いてまいります。 p.12

第4の柱 非財務資本重視の経営の推進 p.12

当社グループは、グローバル企業として持続可能な社会の実現に貢献すべく、「ステークホルダーにとっての影響度」と「当社グループにとっての重要度」の2軸からESGの各分野で優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定し、推進を図っております。また、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みも継続しており、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)による提言への賛同を表明した上で、TCFD提言に基づく開示をしております。長期的な企業価値の向上及び資本コストを意識した経営の実践を目指して、ESGの強化を柱としたサステナビリティ経営を戦略的に推進してまいります。 p.12

新中期経営計画では、人的資本強化とDX推進・風土改革に取り組みます。人的資本強化では「人事体制整備」や「働き方改革」、「人材育成・採用活動強化」を軸に、また、DX推進・風土改革では「組織活性化」や「風土改革」、「地域貢献」を軸に積極的に推進してまいります。そして、このような取り組みを通じた活力ある組織づくりにより、従業員の生産性の改善を図り、企業価値の向上に繋げてまいります。引き続き、Daido Spirit(高い志、改革する意欲、挑戦する心)を根底に、自らの能力やスキルを高めながら、社内で自由闊達な議論を行い、創造性の発揮、イノベーションを生み出す人材の育成など、当社グループの将来を支える人材の育成に努めてまいります。 p.12

当社グループは、上記の4つの柱を重要な軸と位置付けて、企業価値の向上を実現するためのあらゆる施策を実行してまいります。企業価値の向上のため、ROEの引き上げのみならず、資本コストの最適化のため、非財務資本の取組強化も図るほか、サステナビリティ経営の推進、関係会社を含めたグループ全体でのコーポレートガバナンスの強化など、リスクの少ない経営を進め、PBRの改善に取り組んでまいります。 p.12

第一部 第2 事業の状況 1EDINETで原文を開く → p.10–12

事業等のリスク

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している重要なリスクには、以下のようなものがあると考えております。また、それぞれのリスクについて、顕在化する可能性及び事業に与える影響度を踏まえてリスクの優先度(最優先・優先)を設定しております。 p.22

当社は、グループ全体のリスク管理の基本方針及び管理体制を「リスク管理規程」において定めた上で、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会による情報収集を通じて、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行っております。 p.22

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 p.22

《最優先リスク》 p.22

(1)グローバル事業展開に伴うリスク(前年度:最優先リスク) p.22

当社グループは、日本国内はもとより、北米、アジア、欧州をはじめ世界各地で事業を展開しており、これらの地域における政治・経済情勢の変動、ウクライナ・中東情勢をはじめとする地政学的リスクや各国の政策動向、賃金制度、労使関係及び人権問題等に起因する諸問題が発生した場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.22

当社グループの対応策としては、関係会社管理規程に基づき連結子会社を含む関係会社の業務執行について適時適切な報告が受けられる体制を整備するとともに、内部統制システムの整備及び当該システムの適切な運用を通じて、コンプライアンスを含む関係会社における適切な社内体制の整備・運用状況につき定期的に検証、指導し、ガバナンス体制強化を進めております。加えて、米国における政策変更に伴う関税引き上げに対する対応としては、状況に応じ、サプライチェーンマネジメント強化、販売価格転嫁等を図ってまいります。 p.22

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また、当社グループは、人権方針に基づき、当社の商品・サービスや事業活動が従業員やお取引先様、地域社会の方々の人権を侵害するような事態が生じないよう最大限配慮するとともに、人権デュー・ディリジェンスの仕組みと手続を通じて、サプライチェーンにおける自らの事業活動に関連した人権侵害リスクを回避すべく取り組んでいます。 p.22

(2)原材料の需給環境の不安定化によるリスク(前年度:最優先リスク) p.22

当社グループは、軸受の主材料である鋼材・非鉄(銅、アルミ、錫、樹脂原料他)等の原材料を購入しております。これらの価格が需給環境の変化で不安定に推移すること、中国による輸出規制強化に伴う在庫確保などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.22

当社グループの対応策としては、従来にも増して、材料の使用量削減(歩留向上等)の強化を図り、また、原則二社発注化の推進と、調達先とのリスク回避に向けた連携強化等による安定的な調達に加え、コスト低減にも取り組んでまいります。併せて、原材料や燃料価格の高騰に対する顧客との価格改定の交渉を継続的に実施してまいります。 p.22

(3)サイバー攻撃、情報技術ネットワーク及びシステム障害によるリスク(前年度:最優先リスク) p.23

当社グループにおいては、ハッカーやコンピュータウイルスによるサイバー攻撃等によって、当社グループの業務活動の停止、データ喪失又は個人情報を含む当社グループ内外の情報流出等が発生する可能性があります。その場合、事業活動の停止による直接的な影響や当社グループの社会的信用が失墜すること等によって、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.23

当社グループの対応策としては、事業を推進するにあたって利用している情報システム及び付随する情報技術ネットワークシステムの安全な運用のため、社外のデータセンターを利用し、且つ、ネットワーク及び各種サーバー群の状況を常時監視する体制をとっており、安全管理対策を適切に講じております。 p.23

また、サイバー攻撃への対応として、有事の際に適切な対応を実現するべく、情報インシデント対応規程に基づき情報管理体制を構築しており、従業員に対しては、標的型メールへの対応訓練の実施を含む情報セキュリティ教育を実施しております。 p.23

さらに、当社は、自社内にCSIRT※1を設置するとともに日本シーサート協議会※2に加盟しており、社内CSIRTの運営方法や有事の際の対応方法、セキュリティに関連する法制度の動向等を随時把握できるよう努めております。そして、適時にこれらを社内に展開することで、平時及び有事における対応体制を強化しております。 p.23

※1 CSIRT(シーサート:Computer Security Incident Response Team)とはコンピュータインシデントに対応する非専任部門横断組織です。 p.23

※2 日本シーサート協議会とは、所属するチームが緊密な連携を図り、各チームにおける課題解決に貢献するための組織です。 p.23

《優先リスク》 p.23

(1)自然災害及び事故等によるリスク(前年度:優先リスク) p.23

当社グループの国内における主な生産工場は、愛知県犬山市、岐阜県関市、岐阜県郡上市、千葉県習志野市・香取郡神崎町、栃木県矢板市、福島県南会津郡南会津町及び佐賀県武雄市に立地しており、懸念される大規模地震が発生した場合には、当社グループの生産活動に支障が生じ、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループ及び当社グループ取引先等の事業拠点が、地震・洪水等の自然災害の発生による電力・ガス等の供給停止等により操業が困難になった場合には、同様に影響を及ぼす可能性があります。 p.23

当社グループの工場については、日常的な建屋・設備等の点検・整備のほか、定期的に災害・事故等に備えた保全・改修等も実施しておりますが、災害・事故等により工場及びその周辺に物的・人的被害が及んだ場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.23

当社グループの対応策としては、大規模地震の発生等を想定した事業継続計画(BCP)を策定し災害訓練を実施するとともに、事業の継続と復旧にかかる体制整備の強化を図っております。さらに、当社は、安否確認システムを導入し、有事の際の従業員の状況を把握できる体制を整備しております。 p.23

なお、国内全ての生産工場において火災・風水害の保険に加入しているほか、主な生産工場においては、付保限度額まで地震保険に加入しております。 p.23

(2)製品の不具合によるリスク(前年度:優先リスク) p.23

当社グループは、品質の信頼性の維持向上に努めておりますが、万が一製品の不具合に起因する事故、クレームやリコールが発生した場合、多額の製品補償費用等が発生するほか、顧客が他社発注に切り替えることにより当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.23

当社グループの対応策としては、各工場において製品の不具合に繋がる事案の抽出と対策検討を実施し、品質改善計画に基づき継続対応を実施するとともに、国内・海外PL保険(生産物賠償責任保険)を付保し、第三者に損害が生じた場合の補償費用等による影響を緩和しているほか、取引上の状況に応じリコール保険への加入を行う等、リスク回避に努めております。 p.23

(3)価格競争によるリスク(前年度:優先リスク) p.24

近年、特にグローバル競争の激化により、価格競争力の強化が求められております。価格競争力は当社製品のグローバルシェアに影響するため、市場のニーズに対応していくことが重要であると認識しております。また、過剰な価格競争により市場の低価格化が進行した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.24

当社グループの対応策としては、生産効率の向上やコスト低減活動等による原価低減に取り組むことで、市場ニーズに追従した製品価格を実現するとともに採算管理の強化等を通じ、その影響を最小限にとどめる努力をしております。 p.24

(4)新製品開発の不奏功によるリスク(前年度:優先リスク) p.24

当社グループは、市場ニーズに対応した新製品開発や将来の需要を想定したシーズ開発を継続的に行っておりますが、研究開発活動の成果は不確実なものであり、たとえ多額の支出を行ったとしても必ずしも成果に結びつかない可能性があります。 p.24

当社グループの対応策としては、設計・開発部門、製造・生産技術部門、販売部門のトライアングル体制を構築して積極的かつ的確な市場ニーズの把握に努め、開発すべき新製品の市場適合性や採算性を考慮した開発を行っております。 p.24

(5)環境規制によるリスク(前年度:優先リスク) p.24

当社グループは、事業活動を行う上で環境負荷の高い物質を使用する場合があり、加えて環境先進地域であるEUのみならず新興国でも環境意識が高まっており、生産活動はもとより製品自体に関しても、世界各国の様々な環境規制に対応する必要があります。 p.24

今後、環境規制が更に強化され、その対応のために相当のコスト増加要因が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.24

当社グループの対応策としては、世界各国の様々な環境規制に対応するため、環境負荷物質を含まない新規材料の開発等の企業努力に加え、当該対応に要するコスト負担についても顧客と相互に協議することによって様々な環境規制に対応し、環境に対する責任を果たすため積極的に取り組んでおります。 p.24

(6)設備投資、合弁事業・提携・買収等に関わるリスク(前年度:優先リスク) p.24

当社グループは、広範囲にわたる事業領域において設備投資を実施しており、また、第三者との間で様々な合弁事業や戦略的提携・事業買収等を行っております。これらは、必ずしも確実に予期したとおりの成果が得られる保証があるわけではなく、事業環境の急変等により、予期せぬ状況変化や初期の事業計画からの大幅な乖離が生じた場合、固定資産の減損損失等が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.24

当社グループの対応策としては、設備投資、合弁事業・提携・買収等の実施にあたっては、事前に収益性や投資回収の可能性について、外部専門家による評価結果等の慎重な検討や買収先事業計画の慎重な査定を行った上で取締役会における十分な討議を行う等、様々な観点から検討を行っております。 p.24

特に、設備投資においては、グループ全体での減価償却費率の適正化、投資基準の明確化等により、設備投資管理体制の高度化を図っております。 p.24

(7)気候変動に関するリスク(前年度:優先リスク) p.25

当社グループは、気候変動に関する国内外の政策及び法規制、ステークホルダーからの要請等を踏まえて、サステナビリティ経営の推進に向けた取組を行っていますが、研究開発や設備投資等によるコスト増及び当該取り組みの遅れによる機会損失等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.25

当社グループの対応策としては、世界各国で加速する自動車電動化とカーボンニュートラルに対する当社グループ全体としての対応力強化のため専担組織を設置して、国内外生産工場における省エネ活動及び再エネ活動促進などに取り組んでおります。 p.25

また併せて、風車ビジネスの拡販に向け、風車軸受に関する基礎技術開発(設計・評価)を専担する組織として、風車技術研究所を設置し、実験棟を建築しました。当社グループは、気候変動に関する国内外の政策及び法規制や社会的な要請内容、市場環境、顧客ニーズを的確に把握するとともに、当社グループが永年培ったコア技術を最大限に活用することにより地球社会に貢献可能な技術・商品を早期に開発・提供できるよう努めております。 p.25

(8)人材確保に関するリスク(前年度:優先リスク) p.25

当社グループは、人材の獲得や育成を進めておりますが、日本国内における労働人口の減少や海外における人材獲得競争の高まりによってこれらが計画どおりに進まない場合、事業活動の制限や企業成長の停滞等が生じ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.25

当社グループの対応策としては、新卒採用だけではなく、キャリア採用も積極的に行うことによって人材確保に努めるとともに、外国人や女性社員、シニア世代の更なる登用及び活躍を積極的に推し進めております。 p.25

また、多様なキャリアパスを構築することにより、高いモチベーションを保ちながら自律的、主体的に行動する人材の育成に取り組むとともに、多様な人材が多様な働き方で、その能力を最大限発揮し、やりがいを実感できる風土改革やDXを推進することで社員のエンゲージメントの向上を図り、人的資本経営を強化してまいります。 p.25

(9)コンプライアンスに関するリスク(前年度:優先リスク) p.25

当社グループは、世界各地で事業を展開しているため、国内外の各地域における企業の不祥事や従業員の不注意等が原因となって法的責任が問われたりレピュテーションが低下するおそれがあり、その結果、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.25

当社グループの対応策としては、コンプライアンス体制の整備・強化を目的に「企業行動倫理委員会」を設置しており、当社グループ全体の内部通報に関する利用状況を確認し、コンプライアンス違反に関係する事案が発生した場合や発生するおそれのある場合における報告体制を整備しています。 p.25

また、各種コンプライアンス教育及び行動基準の理解度チェックによりコンプライアンス違反の未然防止に取り組むとともに、通報窓口携行カードを当社全従業員へ配布することによる違反事案の早期発見、再発防止策の周知徹底などの取り組みを実施しております。 p.25

第一部 第2 事業の状況 3EDINETで原文を開く → p.22–25

研究開発活動

当連結会計年度の研究開発活動は、SDGs(持続可能な開発目標)で掲げる諸目標の達成に向けた取り組みを意識し、事業戦略を推進する上で重要な研究開発活動及び軸受性能に関する解析技術や性能評価技術向上、長期的な成長基盤となる基礎的研究及び新規事業の創出活動を実施しております。なお、当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は2,892百万円であります。 p.31

主な研究開発活動を示すと、次のとおりであります。 p.31

<パワートレイン事業(旧:自動車用エンジン軸受)> p.31

・CO2排出量規制強化に伴うエンジン熱効率向上、低燃費要求に対応するため、更なる摩擦損失低減を目指し、従来とは異なるコンセプトで低摩擦特性を向上させた樹脂オーバレイ(オーバレイ:表面処理)は、順調に評価が進み、量産採用に向けて各種確認を実施しています。 p.31

・水素などのカーボンニュートラル燃料に対応するため、性能向上に向けた新材料の研究、開発や各種代替燃料使用時における軸受への影響について、継続的に調査、研究を実施し、その成果を学会等で発表しています。 p.31

・トラックなど商用車ディーゼルエンジン向けに開発中の、高面圧、長寿命、高ロバストネスなどの要求に耐え得る新しい鉛フリーオーバレイについては、顧客評価に加え自社長時間実機試験も複数回完了し、量産採用に向けて、進捗しています。 p.31

・従来から継続的に納入しているF1レース、NASCAR、INDYCAR、MotoGPなど4輪、2輪各種レース用高性能軸受の更なる性能向上に向けて、研究開発を進めています。 p.31

・世界各国の自動車顧客からの厳しい品質要求への対応や、生産性向上、不良率低減及びカーボンニュートラルへの対応として生産工程におけるCO2排出量・エネルギー消費量の削減に寄与するため、各種生産設備へのIoT・ロボティクス・AI技術の導入及び生産・検査設備の自動化などを進めるとともに、グローバルで、生産ラインの再構築を進めています。 p.31

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・各種の損傷要因解析、設計提案などに積極的に理論解析を利用し、さらに、開発期間の短縮に向けて、計算予測精度、単体評価精度の向上に努めています。また、AIを活用した試験結果予測、マテリアルインフォマティクスなどの研究にも取り組んでいます。 p.31

<マリン・エネルギー事業(旧:非自動車用軸受)> p.31

・中高速ディーゼルエンジン用の高面圧、長寿命などの要求に対応するため、弊社として新工法のオーバーレイを採用し、既に顧客実機評価にて良好な結果を得ており、量産採用に向けて進捗しています。 p.31

・中高速ディーゼルエンジン用のガスエンジンなどに対応可能な各種鉛フリー材料は、実機評価にて良好な結果を得ており、顧客評価が継続しています。さらに、ブシュ向けの鉛フリー材料に対しても開発を進めています。 p.31

・低速及び中高速ディーゼルエンジンともに、アンモニア、水素、メタノールなど代替燃料使用時における軸受への影響について、各種実験を実施し、その結果について、学会等で発表しています。さらに、一部顧客と実機試験結果との比較も含め意見交換をはじめております。 p.31

・再生可能エネルギーの需要が拡大基調にある中、風力発電ニーズの高い欧州での風力発電用の特殊軸受を提供し、陸上及び洋上の風力発電実機で試験を継続実施中です。また、更なる大型化を見据えた欧州の次世代の洋上風力発電機向けにも特殊軸受を提供し、フィールド実機試験を実施中です。さらに同市場の各種特殊軸受の技術研究を推進しており、NEDOグリーンイノベーション基金事業(洋上風力発電の低コスト化プロジェクト)を活用し、風力発電実機の主軸用軸受と同等の使用環境を実現可能な軸受ベンチ試験機(軸径1,000㎜)の導入を含め、各種軸受評価試験機による軸受性能の信頼性試験を継続的に実施しております。 p.31

<ライフ事業(旧:自動車用エンジン以外軸受)> p.31

・地球環境保護の観点から、バイオマス材料の使用やPFASフリーなど、新しい樹脂系軸受の研究開発に積極的に取り組んでおり、特に、PFASフリー材料については、従来と同等性能を確保した新材料を開発し、顧客評価が順調に進んでいます。 p.31

・ショックアブソーバー用軸受において、自動車、オートバイ用以外の用途への展開を目指し、軽量化にも貢献できる新たなPFASフリー材料を開発しています。 p.31

・電動化に対応した新たな自動車用部品に適用するため、継続的に新しい樹脂系材料の開発、評価を進めております。 p.31

・油圧部品用摺動材料について、Pbフリー化、原価低減など各種要求事項に対応するため、新材料、新工法の研究開発を進めています。 p.31

<新規事業創出活動> p.32

・従来の電極シート製造技術(ドライ工法、自立膜)をベースに、その特性を活かした各種応用製品の研究、開発を進めており、その成果を学会等で発表しています。また、展示会等でのPR効果もあり、複数の問合せをいただき、一部はサンプル提供を実施しております。 p.32

また、㈱マテリアルイノベーションつくば様との共同開発により開発した、世界初のグラフェン厚膜電極については、原材料含めた生産対応について研究を進めています。 p.32

地球環境、カーボンニュートラル社会への貢献を目指し、特に水素社会の実現に向けて、当社コア技術を活かした新規事業の創出、育成活動を積極的に取り組んでおり、以下のような研究開発活動を行っております。 p.32

・電気二重層キャパシタ用電極シート技術を応用した脱イオン水処理装置の開発については、継続して顧客での実証実験を進めた結果、その性能を評価いただいた顧客より、初の受注を獲得することができました。 p.32

・異種金属材料を接合するクラッド技術を応用した積層材料の用途開発(軽量化など) p.32

・吸音性、吸水性、放熱性などの機能と金属の強度、耐熱性を併せ持つ金属多孔質体の用途開発 p.32

第一部 第2 事業の状況 6EDINETで原文を開く → p.31–32

設備投資等の概要

当社グループは、「自動車用エンジン軸受」、「低速ディーゼルエンジン用(大型船用)軸受」において既に世界№1シェア(当社推定)を有しており、他のすべり軸受分野でも高いシェアを有しております。これらの拡販の成果により、近い将来を見据えた生産能力の拡充が求められており、地域別、業種別の優先度を見極めつつ設備増強を進めてまいりました。 p.33

その結果、年間の設備投資総額は10,963百万円となりました。 p.33

セグメントごとの設備投資について示すと、次のとおりであります。 p.33

(1)パワートレイン事業・ライフ事業 p.33

当連結会計年度の主な設備投資は、当社及び国内連結子会社においては生産能力増強を目的として実施し、海外連結子会社においてもアジア拠点、北米拠点での生産能力増強を目的として実施いたしました。 p.33

当該分野における加工専用設備等の投資額は3,351百万円であります。 p.33

なお、重要な設備の除却または売却はありません。 p.33

(2)マリン・エネルギー事業 p.33

当連結会計年度の主な設備投資は、当社及び国内連結子会社においては設備増強、生産性向上等を目的として実施し、海外連結子会社においては欧州拠点での風車用軸受設備投資を中心に実施いたしました。 p.33

当該分野における加工専用設備の投資額は3,962百万円であります。 p.33

なお、重要な設備の除却または売却はありません。 p.33

(3)フロンティア事業 p.33

当連結会計年度の主な設備投資は、国内外の連結子会社において設備増強、生産性向上等を目的として実施いたしました。当該分野における加工専用設備等の投資額は2,037百万円であります。 p.33

なお、重要な設備の除却または売却はありません。 p.33

(4)その他 p.33

当連結会計年度の設備投資額は40百万円であります。なお、重要な設備の除却または売却はありません。 p.33

また、国内及び海外の生産拠点で使用する大半のバイメタル(軸受材料)を当社から供給しておりますが、当社及び国内連結子会社(大同メタル佐賀㈱)において安定的な生産能力の維持、生産性向上を目的としてバイメタル製造設備の投資を実施いたしました。 p.33

なお、(1)パワートレイン事業・ライフ事業、(2)マリン・エネルギー事業及び(4)その他に係るバイメタル製造設備の投資額は451百万円であります。 p.33

(5)全社共通 p.33

当連結会計年度の設備投資は、当社犬山事業所(愛知県犬山市)における受電設備施設の建設等や情報システム関連投資を中心に実施いたしました。上記に係るその他設備の投資額は1,120百万円であります。 p.33

第一部 第3 設備の状況 1EDINETで原文を開く → p.33

企業データ

このページに載っている件数

業績指標34指標 × 5期
沿革56件
大株主10名
役員12名
開示の記述5章、約15,596字
関係会社38社
適時開示未取得(TDnet)
知的財産未取得(特許庁)
公共調達未取得(調達ポータル)
このデータをAIで使うMCP対応クライアント(Claude、Cursor など)から、この会社の業績指標・沿革・役員・開示の記述を構造化データで取得できるようにする予定です。
接続方法(準備中)

同業

輸送用機器東証33業種

輸送用機器の一覧を見る →