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業種›輸送用機器›ユニバンス
ユニバンス

ユニバンス 7254

静岡県湖西市に本社を置く自動車部品メーカー。p.51937年設立。2026年3月期の売上高 565億円。

  • 東証スタンダード
  • 3月決算
  • 日本基準
  • 従業員 1,512人
  • www.uvc.co.jp
輸送用機器自動車・輸送機配当あり

企業概要

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.1国税庁

企業名
株式会社ユニバンス(UNIVANCE CORPORATION)p.1
法人番号
2080401006066 国税庁
設立
1937年5月(名古屋市において鈴木一郎の個人経営により「富士鐵工所」として創業発足し、当初工作)p.4
資本金
3,500 百万円p.3
代表者
代表取締役社長 髙尾紀彦p.1
本店
静岡県湖西市鷲津2418番地p.1
電話番号
053-576-1311p.1
業種
輸送用機器(東証33業種)JPX
決算期
3月日本基準p.1
監査法人
有限責任 あずさ監査法人p.41
従業員数
1,512人(連結)p.2817人(単体)p.3
関係会社
子会社7社、関連会社・共同支配企業-社p.5
URL

上場企業情報

出所: JPX 銘柄情報有価証券報告書 2026年3月期 p.1

証券コード
7254JPX
市場区分
東証スタンダードJPX
33業種
17業種
自動車・輸送機JPX
規模区分
EDINETコード
E02183p.1
上場
1963年5月p.4
発行済株式総数
23,396 千株p.3
直近の有報
2026年3月期(提出 2026年6月25日)p.1
配当
18.00円配当性向 -203.6%p.3
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事業の内容

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.5

事業の内容

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社7社で構成され、自動車部品及び産業機械用変速機等の製造販売を主な内容とし、これらに関連する物流及びその他のサービス等の事業活動を展開しています。 p.5

当社グループの子会社は次のとおりです。 p.5

当社 p.5

株式会社ユニバンス 自動車部品の製造販売 (ユニット事業、部品事業) p.5

子会社 p.5

株式会社遠州クロム 機能メッキ処理 (部品事業) p.5

株式会社Kサービス 工場附帯及び物流サ-ビス (その他) p.5

株式会社富士部品製作所 自動車部品の製造販売 (部品事業) p.5

ユニバンスINC. 自動車部品の製造販売 (ユニット事業、部品事業) p.5

PT.ユニバンスインドネシア 自動車部品の製造販売 (ユニット事業、部品事業) p.5

ユニバンスタイランドCO.,LTD. 自動車部品の製造販売 (ユニット事業) p.5

ユニバンスアメリカINC. 営業及び市場調査 (その他) p.5

事業の系統図は次のとおりであります。 p.5

なお、2025年4月1日付で株式会社ウエストレイクと富士協同運輸株式会社が合併し、株式会社Kサービスへ商号変更しております。 p.5

第一部 第1 企業の概況 3 事業の内容EDINETで原文を開く → p.5

業績指標

連結 17指標単体 17指標5期出所: 有価証券報告書 2026年3月期「主要な経営指標等の推移」 p.2–3

連結(日本基準)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
56,542
2026年3月期
+4.9%+3.6%p.2
経常利益
百万円
5,263
2026年3月期
+19.8%+12.5%p.2
親会社株主に帰属する当期純利益
百万円
923
2026年3月期
-68.7%-24.5%p.2
包括利益
百万円
2,948
2026年3月期
+31.1%+1.6%p.2
純資産額
百万円
29,295
2026年3月期
+10.0%+11.9%p.2
総資産額
百万円
48,800
2026年3月期
+8.7%+3.2%p.2
1株当たり純資産額
円
1,401.7
2026年3月期
+9.6%+11.8%p.2
1株当たり当期純利益
円
44.26
2026年3月期
-68.7%-24.5%p.2
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
-
2026年3月期
--p.2
自己資本比率
%
59.9
2026年3月期
+1.0%+8.3%p.2
自己資本利益率
%
3.3
2026年3月期
-71.3%-32.9%p.2
株価収益率
倍
18.3
2026年3月期
+580.3%+49.2%p.2
営業活動によるキャッシュ・フロー
百万円
6,435
2026年3月期
-10.3%+4.3%p.2
投資活動によるキャッシュ・フロー
百万円
-2,691
2026年3月期
-17.7%-p.2
財務活動によるキャッシュ・フロー
百万円
-630
2026年3月期
+70.0%-p.2
現金及び現金同等物の期末残高
百万円
11,314
2026年3月期
+41.8%+39.6%p.2
従業員数
人
1,512
2026年3月期
-0.4%-1.8%p.2
単体の指標を見る単体の指標を閉じる

提出会社(単体)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
29,441
2026年3月期
-0.6%-1.8%p.3
経常利益
百万円
3,361
2026年3月期
-0.5%-5.4%p.3
当期純利益又は当期純損失
百万円
-184
2026年3月期
-107.3%-p.3
資本金
百万円
3,500
2026年3月期
+0.0%+0.0%p.3
発行済株式総数
千株
23,396
2026年3月期
+0.0%+0.0%p.3
純資産額
百万円
20,790
2026年3月期
+2.3%+11.5%p.3
総資産額
百万円
37,294
2026年3月期
+7.8%+2.4%p.3
1株当たり純資産額
円
996.3
2026年3月期
+2.1%+11.4%p.3
1株当たり配当額
円
18.00
2026年3月期
+28.6%+26.6%p.3
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失
円
-8.84
2026年3月期
-107.3%-p.3
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
-
2026年3月期
--p.3
自己資本比率
%
55.7
2026年3月期
-5.3%+8.8%p.3
自己資本利益率
%
-0.9
2026年3月期
-107.0%-p.3
株価収益率
倍
-91.6
2026年3月期
-3008.9%-p.3
配当性向
%
-203.6
2026年3月期
-1855.2%-p.3
従業員数
人
817
2026年3月期
-0.6%-1.5%p.3
株主総利回り
%
202.6
2026年3月期
+106.5%+14.3%p.3
単位は指標名の下に記載。前期比は直近期と前期の差、5期 CAGR は5期(4年間)の年平均成長率。推移は各行の最小と最大で正規化した形で、色は前期比の符号。出所列の p.N は有価証券報告書の該当ページ。

沿革

47件出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.4

  1. 1937年5月名古屋市において鈴木一郎の個人経営により「富士鐵工所」として創業発足し、当初工作機械メーカーの「株式会社大隈鐵工所」の協力工場としてギヤブランク及びシャフト類の加工を行っていたが、時代の流れと共に軍需品の生産を開始。 p.4
  2. 1944年4月静岡県湖西市に工場疎開し「中島飛行機」の協力工場として主に尾輪取付金具の製造に従事。 p.4
  3. 1945年8月終戦のため一時工場閉鎖、同年10月再開し、戦災を被った自転車を回収し、フレームの再製を行い「全国自転車リヤカー組合」に販売。 p.4
  4. 1947年3月「有限会社富士鐵工所」を設立し、鈴木一郎が初代社長として就任。当時盛況を極めたミシン部品の製作に転換し、専用機を自家考案して重要部品であるシャトルフック(中釜)の専門製作を行い「トヨタミシン」「リズムミシン」に納入、同時にインド及びパキスタン方面にサービスパーツとして輸出。 p.4
  5. 1949年7月「日産自動車株式会社」との取引を始め、スターターシャフト部品の生産を開始。 p.4
  6. 1955年9月「有限会社富士鐵工所」を「株式会社富士鐵工所」に組織変更。 p.4
  7. 1959年4月日産自動車株式会社の増産に伴い、即応体制整備のため、現本社所在地に新工場を建設し、人員及び機械設備等大幅に拡充。 p.4
  8. 1960年7月「株式会社鈴木鐵工所」(後のアイエス精機株式会社)を創立し「鈴木自動車工業株式会社」(現:スズキ株式会社)の部品加工を中心に当社姉妹会社として発足し、浜松市小沢渡町に新工場を建設。 p.4
  9. 1963年5月株式を東京証券取引所市場第二部へ上場。 p.4
  10. 1963年9月「富士協同運輸株式会社」を設立。[現:連結子会社] p.4
  11. 1968年6月工作機専門工場を完成。 p.4
  12. 1970年11月トランスミッション工場完成。 p.4
  13. 1971年9月静岡県磐田郡水窪町に水窪工場を建設し操業開始。 p.4
  14. 1973年9月静岡県磐田郡水窪町に西浦工場を建設し操業開始。 p.4
  15. 1973年8月トランスミッション実験室完成。 p.4
  16. 1981年4月10tミキサー専用スピードリダクションユニット生産開始。 p.4
  17. 1985年6月大型トラクター用パワーシフトトランスミッションを開発、米国スタイガー社へ輸出開始。 p.4
  18. 1988年10月デミング賞実施賞受賞。 p.4
  19. 1989年10月「株式会社ウエストレイク」を設立。[現:連結子会社] p.4
  20. 1991年7月「株式会社遠州クロム」の株式を取得。[現:連結子会社] p.4
  21. 1991年10月社名を「株式会社フジユニバンス」に変更。 p.4
  22. 1992年9月米国JIケース社(現:CNHインダストリアル社)と購買契約を締結。 p.4
  23. 1993年9月PM優秀事業場賞受賞。 p.4
  24. 1995年7月アメリカ合衆国に子会社「ユニバンスINC.」を設立。[現:連結子会社] p.4
  25. 1996年3月インドネシア共和国に子会社「PT.ユニバンスインドネシア」を設立。[現:連結子会社] p.4
  26. 1996年7月ISO9001認証取得。 p.4
  27. 1997年10月TPM優秀継続賞第1類受賞。 p.4
  28. 1998年9月駆動力配分装置製造専門工場完成。 p.4
  29. 2002年11月QS9000認証取得。 p.4
  30. 2003年12月ISO14001認証取得。 p.4
  31. 2003年12月アイエス精機株式会社と包括的業務提携締結。 p.4
  32. 2005年10月アイエス精機株式会社と合併し、社名を「株式会社ユニバンス」に変更。 p.4
  33. 2006年11月ISO/TS16949認証取得。 p.4
  34. 2006年12月四輪駆動装置「トランスファー」の生産累計600万台を達成。 p.4
  35. 2010年12月PT.ユニバンスインドネシア 第1工場増築。 p.4
  36. 2011年4月タイ王国に子会社「ユニバンスタイランドCO.,LTD.」を設立。[現:連結子会社] p.4
  37. 2012年9月ユニバンスINC. 工場増築。 p.4
  38. 2013年1月PT.ユニバンスインドネシア 第2工場完成。 p.4
  39. 2014年6月PT.ユニバンスインドネシア 鍛造工場完成。 p.4
  40. 2016年3月ユニバンスタイランドCO.,LTD. 新工場で量産開始。(ピントン3工業団地へ移転) p.4
  41. 2017年7月「株式会社富士部品製作所」の株式を取得。[現:連結子会社] p.4
  42. 2018年12月アメリカ合衆国に子会社「ユニバンスアメリカINC.」を設立。[現:連結子会社] p.4
  43. 2019年3月電動自動車用e-Axle向けリダクションギヤの生産開始。 p.4
  44. 2020年8月PT.ユニバンスインドネシア 第2工場増築。 p.4
  45. 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行。 p.4
  46. 2022年8月「トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ウエストバージニア」と取引を開始。 p.4
  47. 2025年4月連結子会社「株式会社ウエストレイク」と「富士協同運輸株式会社」が合併し、「株式会社Kサービス」へ商号変更。[現:連結子会社] p.4

大株主

上位10名出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.23

#株主名所有株式数(千株)持株比率出所
1鈴木一和雄2,21110.60%p.23
2スズキ株式会社1,9379.28%p.23
3大同特殊鋼株式会社1,9009.10%p.23
4DBS BANK LTD 7001701,1115.32%p.23
5ESG投資事業組合1,0635.09%p.23
6株式会社静岡銀行9564.58%p.23
7谷典幸5182.49%p.23
8INTERACTIVE BROKERS LLC4982.39%p.23
9鈴木真保4852.32%p.23
10宮本愛子4332.08%p.23
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持株比率は発行済株式(自己株式を除く)に対する割合。信託銀行の株式数は信託業務に係るもの。

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  • 大株主 上位10名
  • 役員 8名
  • 従業員・人的資本
  • 開示の記述 5章 全文
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役員

8名男性7名 女性1名2026年6月25日現在出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.36–37

  • 取締役会長鈴木一和雄代表取締役p.36
  • 取締役副会長谷典幸p.36
  • 取締役社長 内部監査室担当髙尾紀彦代表取締役p.36
  • 取締役石川伸一郎p.36
  • 取締役(監査等委員)三好通生p.37
  • 取締役(監査等委員)森嶋正p.37
  • 取締役(監査等委員)山本あつ美p.37
  • 取締役(監査等委員)松本直樹p.37

従業員・人的資本

出所: 有価証券報告書 2026年3月期「従業員の状況」 p.49 ほか

連結従業員数
1,512 人
単体従業員数
817 人
平均年齢
45.4 歳
平均勤続年数
21.4 年
平均年間給与
6,921,000 円
女性管理職比率
2.1 %
男性育児休業取得率
64.3 %
男女賃金差異(全体)
71.9 %
同(正社員)
75.3 %
同(パート・有期)
88.1 %
役員の女性比率
12.5 %(女性1名/8名)
自己資本比率(連結)
59.9 %
ROE(連結)
3.3 %
EPS
44.26 円
BPS
1,401.7 円
株主総利回り
202.6 %

セグメント別従業員数(連結)

セグメント従業員数(人)出所
その他事業41p.49

開示の記述

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 の該当章をそのまま掲載

経営方針、経営環境及び対処すべき課題等

当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 p.7

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 p.7

(1)会社の経営の基本方針 p.7

当社グループは、1937年の創業以来、常にお客様第一を考え、最適な製品を提供し、競争力ある提案型企業を目指した経営活動を推進しております。創業の精神であります「常に今よりも高きものに」のもと、駆動系製品の専門メーカーとして「魅力ある商品」を創造し、お客様の期待を超えるパートナーを目指すとともに、企業理念である「わたくしたちは、人間尊重をもとに、たえまない革新を通じ、人々の幸せづくりに貢献します」を常に心がけ、事業活動を通じて社会課題を解決することで、産業界の発展と国際社会に貢献できることを経営の基本としております。 p.7

(2)中長期的な会社の経営戦略 p.7

中期経営戦略につきましては、持続的な成長と中期的な企業価値向上の実現に向け、Vision2030「ものつくりを通じたことつくりで社会に貢献する」の具現化をさらに進めてまいります。急速に進展する技術革新や市場ニーズの多様化、地政学リスクや経済不確実性の高まりなど、変化の大きい事業環境において勝ち残るため、挑戦と失敗からの学びを通じた成長を基軸に、1.「既存事業領域での競争力向上と事業の拡大」、2.「新規事業の創造」、3.「企業基盤の強化」に引き続き取り組んでまいります。 p.7

これらの施策の推進にあたっては、既存資産の有効活用と生産拠点の特性に応じた最適なプロセス設計を通じたものつくり競争力の向上に加え、市場環境や顧客ニーズの変化に柔軟に対応した提案型ビジネスの高度化を図ります。また、新たな価値創造に向けて既存技術の深化と新たな発想の融合を進め、事業ポートフォリオの多様化と中長期的な成長基盤の構築を推進してまいります。さらに、カーボンニュートラルへの対応や人的資本の充実、デジタル化の推進を含む企業基盤の強化を通じて、環境変化に強い事業運営体制の確立を目指します。加えて、迅速かつ的確な経営判断と執行を実現するため、組織の自律性を高め、スピード感ある意思決定と効率的な企業運営を一層推進してまいります。 p.7

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今後もグローバルな視点で経営革新を進めるとともに、当社グループ一体となって社会価値の創出と企業価値の向上の両立を図ってまいります。 p.7

(3)優先的に対処すべき課題 p.8

企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上に向け、当社グループを取り巻く事業環境は引き続き大きな変化の局面にあります。気候変動への対応や脱炭素化に向けた取り組みが進展する一方で、自動車部品業界では車両電動化をはじめとする技術革新や市場ニーズの多様化が進んでいます。また、ウクライナおよび中東情勢の長期化による地政学リスクに加え、物価や賃金の上昇、通商政策の動向などにより、世界経済の先行きは引き続き不透明な状況にあります。 p.8

自動車部品業界を取り巻く技術革新や市場ニーズの多様化、需要構造の変化および不確実性が常態化する事業環境の下、当社グループが既存事業の競争力・収益性を維持・強化しつつ、将来に向けた新たな価値創造を継続的に実現していくためには、組織・業務の柔軟性、人材の成長、迅速な経営判断を可能とする企業基盤の強化が重要な経営課題であると認識しております。 p.8

当社グループは、こうした環境変化を前提として、創業の精神「常に今よりも高きものに」とVision2030「ものつくりを通じたことつくりで社会に貢献する」の実現を目指し、事業活動を通じた社会価値の創出と企業としての持続的な成長の両立を図っていく必要があると考えています。 p.8

このような認識のもと、変動の大きい事業環境においても企業価値の向上を実現していくため、当社グループは以下の三点を対処すべき課題として位置づけ、継続的に取り組んでまいります。 p.8

1.既存事業領域での競争力向上と事業の拡大 p.8

当社グループは、こうした事業環境の変化を踏まえ、既存資産の有効活用や生産拠点の特性に応じたプロセス設計を通じて、『ものつくり競争力の向上』と『各生産拠点における自律的な経営』を進め、既存商品の競争力および収益力の強化に取り組んでいます。また、市場環境や顧客ニーズの変化に柔軟に対応し得る体制のもと、競争優位性のある価格設定と商品力を基盤としたソリューション提案を推進するとともに、将来的な技術開発力の強化を視野に入れつつ、既存市場および隣接市場への拡大を図ってまいります。 p.8

2.新規事業の創造 p.8

当社グループが掲げる Vision2030「ものつくりを通じたことつくりで社会に貢献する」を持続的に実現していくためには、既存事業の強化にとどまらず、将来に向けた新たな価値創造の可能性を主体的に広げていくことが重要な経営課題と認識しています。 p.8

当社グループは、社会や顧客の課題を起点として、既存技術の深化や新たな発想を組み合わせることにより、新たな提供価値の事業化を目指しています。また、既存事業にとらわれない柔軟な視点のもとで課題解決に取り組む活動を並行して進めることで、事業ポートフォリオの多様化を図り、中長期的な成長に資する新規事業の創出に取り組んでまいります。 p.8

3.企業基盤の強化 p.8

当社グループは、カーボンニュートラルへの対応や業務プロセスの変革、人的資本の充実を含む基盤整備を通じて、環境・社会・ガバナンスに配慮した事業運営を推進するとともに、経営判断と執行のスピードを高め、組織が自律的に行動できる体制の構築を進めてまいります。これにより、事業環境の変化や不測の事態にも対応可能な企業基盤を整え、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 p.8

(対処すべき課題に共通する取り組みの考え方) p.8

上記の諸課題に取り組むにあたり、当社グループは、これまでの中期経営計画のローリングを通じた検証を踏まえ、計画や方針を定めること自体ではなく、現場レベルにおいて自律的に行動を決定できる小さな活動体が「挑戦」「失敗」「学び」を繰り返すことを通じて、人材および組織が市場や顧客に対する価値創出を実現する構造へ変革していくことが重要であると認識しています。 p.8

当社グループは、こうした挑戦と失敗からの学びを通じた成長を重視し、各課題への取り組みを進めてまいります。 p.8

なお、推進にあたっては経営判断と執行のスピードアップにより効果的な企業運営を図るとともに、コーポレート・ガバナンスの充実を図り、透明性、健全性を更に高める活動の推進に努めてまいります。 p.8

第一部 第2 事業の状況 1EDINETで原文を開く → p.7–8

事業等のリスク

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、以下に記載するリスクは、当社グループが事業活動を行う上で、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主なものです。 p.12

当社グループは、事業活動を取り巻く外部環境および内部環境に内在するさまざまなリスクについて、全社的なリスクマネジメントの枠組みのもと、抽出・評価を行っています。そのうえで、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識したリスクについては、経営として優先的に管理すべきリスクとして継続的に対応を行っています。 p.12

以下に記載する「事業等のリスク」は、こうした全社的なリスクマネジメントの取組みを踏まえ、投資判断上重要と考えられる主なリスクを、その性質に応じて整理・記載したものであり、当社グループは、これらのリスクへの対応を「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載した各種施策を通じて進めております。なお、ここに記載されたリスクは、当社グループのすべてのリスクを網羅したものではなく、今後の事業環境や社会情勢の変化等により、新たなリスクが生じる可能性があります。文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月25日)現在において当社グループが判断したものであります。 p.12

(1)自動車部品業界の構造変化、マルチパスウエイについて p.12

当社グループは、自動車部品の製造・販売を主な事業としております。近年、自動車業界では、カーボンニュートラルの実現に向けた電動化が中長期的な方向性として示されている一方で、各国・地域の政策動向やインフラ整備の進捗、消費者の選好の違い等を背景に、内燃機関、電動化技術、ハイブリッド技術等が併存する形で車両技術の多様化が進展しています。また、使用環境や用途、価格帯等に応じて市場ニーズも多様化しており、自動車部品業界を取り巻く事業環境は複雑化しています。 p.12

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このような不確実性に対し、当社グループが市場ニーズや技術動向を適切に捉え、顧客が求める製品・技術を十分に提供できない場合には、競争力の低下を招き、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

(対処すべき課題との接続) p.12

当社グループは、本リスクを事業環境の構造的変化に起因する重要な経営課題と捉え、市場ニーズの多様化や技術進展に柔軟に対応できる事業体制の構築を通じて、既存事業領域での競争力向上と事業の拡大、ならびに中長期的な成長に向けた新たな事業機会の創出に取り組んでいます。 p.12

(2)自然災害について p.12

当社グループは、東海地区に本拠地を有しており、地震をはじめとする自然災害が発生した場合には、人命への影響に加え、設備の損壊、操業の中断、物流の停滞等により、事業活動に影響を受ける可能性があります。また、広域的かつ大規模な自然災害が発生した場合には、自動車産業全体の生産や供給に影響が及ぶことも想定され、その結果として当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

(対処すべき課題との接続) p.12

当社グループは、本リスクを事業継続および安定的な製品供給に関わる重要な経営課題と捉え、企業基盤の強化に向けた取組みの一環として、自然災害の発生を前提に、防災委員会を通じて初動対応を行うとともに、事業継続に影響を及ぼしうる事象への対応が重要であると認識しています。 p.12

(3)原材料・部品等の購入について p.12

当社グループの事業活動においては、原材料および部品の多くをグループ外の取引先から調達しており、サプライチェーンの安定性は事業継続上、重要な要素となっています。近年においては、地政学的リスクの高まりや国際物流の不安定化、自動車部品業界における再編の進展等を背景に、原材料および部品の調達環境は複数の外部要因が重なり合う形で構造的に不確実性を増しており、その変動が常態化する傾向が見られます。また、原材料価格やエネルギー価格の変動、人件費の上昇等も継続的な課題となっています。 p.12

このような調達環境の変化により、必要な原材料や部品を安定的かつ適正な条件で調達できない場合や、調達コストが上昇した場合には、生産活動や収益性に影響を及ぼし、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

(対処すべき課題との接続) p.12

当社グループは、本リスクを事業継続および競争力確保に関わる重要な経営課題と捉え、サプライチェーン全体を踏まえた柔軟な事業運営を通じて、既存事業領域での競争力向上および企業基盤の強化に取り組んでいます。 p.12

(4)製品の品質について p.13

当社グループは、自動車部品メーカーとして、製品の品質を単なる製品特性として捉えるのではなく、顧客満足の度合いを形成する重要な要素の一つと認識しています。このため、品質マネジメントシステムに基づき、市場や顧客から得られる情報を踏まえながら、製品および業務プロセスの継続的な改善に取り組んでいます。また、品質管理体制の有効性を確保するため、第三者機関による審査を受けるなど、継続的な改善を行っています。 p.13

しかしながら、設計上または製造工程上の問題等により、万一、顧客の期待に十分応えられない品質上の問題が発生した場合には、顧客からの信頼低下や補償費用の発生等を通じて、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.13

また、設計上または製造工程上の問題等により、万一品質不具合や製品トラブルが発生した場合には、リコールや補償費用の発生、顧客からの信頼低下等を通じて、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.13

(対処すべき課題との接続) p.13

当社グループは、顧客満足の向上を支える品質を重要な経営要素の一つと位置づけ、既存事業領域での競争力向上と事業の拡大を支える観点から、企業基盤の強化に取り組んでいます。 p.13

(5)情報セキュリティについて p.13

当社グループの事業活動は、設計・生産・調達・販売等の各プロセスにおいて情報システムへの依存度が高まっており、情報セキュリティは事業運営の前提となる重要な要素となっています。特に、基幹システムやグループ内外との情報連携の高度化が進む中で、情報資産を安全管理することに加え、正確かつ安定的に利用できる状態を確保することが、当社グループの事業遂行や経営判断に影響を及ぼす要因となっています。 p.13

近年においては、サイバー攻撃が日々高度化・巧妙化しており、不正アクセスや情報漏えいに加え、システム障害や業務停止等を引き起こすリスクも高まっています。 p.13

当社グループでは、これらのリスクに対する対応力の強化を進めてきておりますが、事業のデジタル化が進展する中においては、情報の完全性や可用性が十分に確保されない場合、迅速かつ的確な意思決定や業務遂行が阻害され、事業活動の効率や競争力に影響を及ぼす可能性があります。 p.13

万一、情報セキュリティ上の問題が発生した場合には、業務の停止や重要情報の漏えい、顧客からの信頼低下等を通じて、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.13

(対処すべき課題との接続) p.13

当社グループは、情報セキュリティを事業継続および価値創造を支える重要な経営課題の一つと捉え、企業基盤の強化に向けた取組みの一環として、情報資産の保護とともに、情報の完全性および可用性を重視し、事業環境やリスクの変化を踏まえながら、継続的な見直しと対応を行っています。 p.13

(6)コンプライアンスについて p.13

当社グループは、法令および社内ルールの遵守にとどまらず、社会の常識や倫理を踏まえた誠実な行動を通じて、従業員、取引先、顧客、地域社会等のすべてのステークホルダーから信頼される企業活動を行うことが、持続的な事業運営の前提であると認識しています。このため、全社的なリスクマネジメント体制のもと、法令違反に限らず、ハラスメントや人権に関する問題を含めたコンプライアンス上のリスクについて、継続的な把握と見直しを行っています。 p.13

また、これらの取組みを形式的な対応にとどめることなく、経営と現場が課題認識を共有し、問題の未然防止や早期把握、被害の最小化につながる状態を意図的に維持していくことが重要であると考えています。 p.13

事業活動の過程においては、これらのコンプライアンス上のリスクが顕在化した場合に、損害賠償の発生や社会的信用の低下等を通じて、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.13

(対処すべき課題との接続) p.13

当社グループは、コンプライアンスを、企業基盤を支える重要な経営課題の一つと捉え、ステークホルダーから信頼され、選ばれ続ける企業であるための基盤強化の一環として、継続的な対応を行っています。 p.13

(7)経済情勢について p.14

当社グループの事業は、主として北米、日本、アジア地域を中心とするグローバルな自動車市場の動向に影響を受けています。近年においては、世界的な物価・賃金上昇の継続、金融政策の動向、地政学的リスクの顕在化に加え、通商政策の変更等を背景に、複数の外部要因が重なり合う形で世界経済の先行きに対する不透明感が高まっており、その不確実性は引き続き高い水準で推移しています。これらの経済環境の変化は、自動車市場の需要動向や顧客の生産計画に影響を及ぼす可能性があります。 p.14

このような経済情勢の変動により、当社グループの製品需要が変動した場合や、調達コスト・人件費等が上昇した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.14

なお、米国通商政策が事業および業績に与える影響については、先行き不透明であり現時点で適切に見積もることが困難であるため、当社グループの業績予想には織り込んでおりませんが、必要に応じて対応などを検討してまいります。 p.14

第一部 第2 事業の状況 3EDINETで原文を開く → p.12–14

研究開発活動

当社グループ(当社及び連結子会社)は、自動車駆動用の変・減速機、四輪駆動装置、産業機械用駆動系コンポーネント、及び自動車用の駆動系部品を中心にした製品の研究開発活動を行っておりますが、高性能・軽量・コンパクトで環境にやさしい製品の開発を積極的に推進しております。 p.19

現在の研究開発は、商品開発部を中心に推進しており、研究開発スタッフは総勢75名(総従業員の約4.9%)であります。当連結会計年度における研究開発費は1,481百万円(売上高比2.6%)を支出しておりますが、各セグメント別の研究開発費につきましては、いずれも互いに技術を共有しており、特定のセグメントに区分することが困難なため、記載しておりません。 p.19

当連結会計年度における各セグメント別の研究開発内容、製品化状況は以下のとおりであります。 p.19

1)地域別に最適な製品とものつくりの追求、2)環境性能と耐久性を両立するモデルベース開発の推進、3)異業種技術交流によるイノベーションの創出、を柱として、環境にやさしくコスト競争力の高い製品群に加え、高度な制御技術を活用した高付加価値の新商品の具現化を加速させてまいります。 p.19

(1)ユニット事業 p.19

①電動駆動装置 p.19

e-Axleを中心とした電動自動車用製品の研究開発において、動力伝達技術に磨きをかけ、小型化・軽量化・高効率化を追求しております。また、蓄積してきた制御技術を活用し、制御も含めた最適なシステムを提案してまいります。さらに、これらの技術については自動車分野にとどまらず、他分野への適用も視野に入れた開発を推進してまいります。これにより、電動化社会の進展とカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。 p.19

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②四輪駆動装置 p.19

ピックアップトラック、SUV(Sport Utility Vehicle)用製品の研究開発に重点を置き、グローバル市場向けの燃費性能に優れた製品を開発しております。また、これを実現するため、小型・軽量・高効率など製品競争力を高める技術開発に取り組んでおります。 p.19

③産業機械用駆動系コンポーネント p.19

農業トラクター用パワーシフトトランスミッションを中心に、幅広いニーズに応えるべく、次期型の大型・中型トランスミッションおよびPTO(Power Take Off unit)の研究開発に取り組んでおります。 p.19

(2)部品事業 p.19

当社グループの製造技術面での強み、およびユニット事業において培われた設計・評価/解析技術を活かし、自動車用駆動系部品の適用開発に取り組んでおります。 p.19

また、製品競争力の向上に加え、環境負荷低減を図るべく、材料・工法・設計技術の研究開発を推進するとともに、エネルギー効率に優れた生産手法の開発にも取り組んでおります。これらを通じ、環境配慮型ものづくりの高度化を進めてまいります。 p.19

第一部 第2 事業の状況 6EDINETで原文を開く → p.19

設備投資等の概要

当連結会計年度における設備投資額は、2,142百万円(無形固定資産への投資を含む。)であります。 p.20

また、各セグメントの主な投資は、次のとおりであります。 p.20

ユニット事業における設備投資額は1,233百万円であり、主な内容は開発強化及び新規製品立ち上がりのための設備等によるものであります。 p.20

部品事業における設備投資額は896百万円であり、主な内容は能力維持・更新及び合理化のための設備等によるものであります。 p.20

第一部 第3 設備の状況 1EDINETで原文を開く → p.20

企業データ

このページに載っている件数

業績指標34指標 × 5期
沿革47件
大株主10名
役員8名
開示の記述5章、約8,548字
関係会社7社
適時開示未取得(TDnet)
知的財産未取得(特許庁)
公共調達未取得(調達ポータル)
このデータをAIで使うMCP対応クライアント(Claude、Cursor など)から、この会社の業績指標・沿革・役員・開示の記述を構造化データで取得できるようにする予定です。
接続方法(準備中)

同業

輸送用機器東証33業種

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