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業種›輸送用機器›ティラド
ティラド

ティラド 7236

東京都渋谷区に本社を置く各種熱交換器の製造・販売会社。p.51936年設立。2026年3月期の売上高 1,623億円。

  • 東証プライム
  • 3月決算
  • 日本基準
  • 従業員 4,087人
  • www.trad.co.jp
輸送用機器自動車・輸送機TOPIX Small 2配当あり

企業概要

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.1国税庁

企業名
株式会社ティラド(T.RAD Co., Ltd.)p.1
法人番号
3011001015719 国税庁
設立
1936年11月(自動車用その他各種内燃機関用ラジエータおよびオイルクーラその他の部品製造販売を目)p.4
資本金
8,570 百万円p.3
代表者
代表取締役 CEO 兼 COO 社長執行役員 宮﨑富夫p.1
本店
東京都渋谷区代々木3丁目25番3号p.1
電話番号
03-3373-1101p.1
業種
輸送用機器(東証33業種)JPX
決算期
3月日本基準p.1
監査法人
アーク有限責任監査法人p.58
従業員数
4,087人(連結)p.21,525人(単体)p.3
関係会社
子会社13社、関連会社・共同支配企業1社p.5
URL

上場企業情報

出所: JPX 銘柄情報有価証券報告書 2026年3月期 p.1

証券コード
7236JPX
市場区分
東証プライムJPX
33業種
17業種
自動車・輸送機JPX
規模区分
TOPIX Small 2JPX
EDINETコード
E02155p.1
上場
1961年10月p.4
発行済株式総数
5,900 千株p.3
直近の有報
2026年3月期(提出 2026年6月5日)p.1
配当
560円配当性向 35.1%p.3
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事業の内容

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.5

事業の内容

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ティラド)、その他の関係会社1社、連結子会社13社及び関連会社1社より構成されており、各種熱交換器の製造・販売を主たる業務としているほか、これらに付帯するサービス業務等を営んでおります。 p.5

なお、各報告セグメントの構成は以下のとおりとなっており、この報告セグメントは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一です。 p.5

報告セグメント 主要な会社 p.5

日本 当社 p.5

米国 T.RAD North America, Inc. Tripac International Inc. p.5

欧州 T.RAD Czech s.r.o. p.5

T.RAD Sales Europe GmbH p.5

アジア T.RAD (THAILAND) Co., Ltd. p.5

PT.T.RAD INDONESIA p.5

T.RAD(VIETNAM)CO.,LTD p.5

TATA TOYO RADIATOR Ltd.(注)1 p.5

中国 東洋熱交換器(中山)有限公司 p.5

済寧東洋熱交換器有限公司 p.5

東洋熱交換器(常熱)有限公司 p.5

青島東洋熱交換器有限公司 p.5

その他(日本) (株)ティラドロジスティクス p.5

(株)ティラドコネクト p.5

(注)1.持分法適用関連会社は、所在地の報告セグメントに含めて表示しております。 p.5

[事業系統図] p.5

以上の当社グループの状況について事業系統図を示すと、次のとおりであります。 p.5

第一部 第1 企業の概況 3 事業の内容EDINETで原文を開く → p.5

業績指標

連結 17指標単体 17指標5期出所: 有価証券報告書 2026年3月期「主要な経営指標等の推移」 p.2–3

連結(日本基準)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
162,278
2026年3月期
+1.9%+5.0%p.2
経常利益
百万円
12,378
2026年3月期
+52.8%+19.9%p.2
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失
百万円
8,765
2026年3月期
+106.2%+24.9%p.2
包括利益
百万円
10,466
2026年3月期
+77.9%+14.2%p.2
純資産額
百万円
53,070
2026年3月期
+8.9%+3.2%p.2
総資産額
百万円
99,725
2026年3月期
+2.3%+1.6%p.2
1株当たり純資産額
円
9,363.3
2026年3月期
+21.8%+8.3%p.2
1株当たり当期純利益又は当期純損失
円
1,477.5
2026年3月期
+126.0%+30.1%p.2
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
-
2026年3月期
--p.2
自己資本比率
%
53.2
2026年3月期
+6.6%+2.9%p.2
自己資本利益率
%
17.2
2026年3月期
+89.0%+19.6%p.2
株価収益率
倍
5.2
2026年3月期
-7.1%+2.0%p.2
営業活動によるキャッシュ・フロー
百万円
12,558
2026年3月期
+66.0%+14.7%p.2
投資活動によるキャッシュ・フロー
百万円
-7,204
2026年3月期
-11.3%-p.2
財務活動によるキャッシュ・フロー
百万円
-5,869
2026年3月期
+15.5%-p.2
現金及び現金同等物の期末残高
百万円
15,560
2026年3月期
-0.9%+3.8%p.2
従業員数
人
4,087
2026年3月期
-4.3%-3.1%p.2
単体の指標を見る単体の指標を閉じる

提出会社(単体)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
83,676
2026年3月期
+4.3%+5.2%p.3
経常利益
百万円
11,377
2026年3月期
+28.9%+19.9%p.3
当期純利益又は当期純損失
百万円
9,461
2026年3月期
+66.7%+24.8%p.3
資本金
百万円
8,570
2026年3月期
+0.0%+0.0%p.3
発行済株式総数
千株
5,900
2026年3月期
-10.5%-3.2%p.3
純資産額
百万円
36,781
2026年3月期
+10.0%+3.7%p.3
総資産額
百万円
70,243
2026年3月期
+5.3%+4.6%p.3
1株当たり純資産額
円
6,497.1
2026年3月期
+23.0%+7.4%p.3
1株当たり配当額
円
560
2026年3月期
+133.3%+36.8%p.3
1株当たり当期純利益又は当期純損失
円
1,594.8
2026年3月期
+82.7%+30.0%p.3
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
-
2026年3月期
--p.3
自己資本比率
%
52.4
2026年3月期
+4.6%-0.9%p.3
自己資本利益率
%
26.9
2026年3月期
+50.3%+21.1%p.3
株価収益率
倍
4.9
2026年3月期
+16.7%+2.2%p.3
配当性向
%
35.1
2026年3月期
+29.5%+6.5%p.3
従業員数
人
1,525
2026年3月期
-0.4%-0.4%p.3
株主総利回り
%
439.5
2026年3月期
+107.9%+35.5%p.3
単位は指標名の下に記載。前期比は直近期と前期の差、5期 CAGR は5期(4年間)の年平均成長率。推移は各行の最小と最大で正規化した形で、色は前期比の符号。出所列の p.N は有価証券報告書の該当ページ。

沿革

51件出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.4

  1. 1936年11月自動車用その他各種内燃機関用ラジエータおよびオイルクーラその他の部品製造販売を目的とし、資本金500千円をもって株式会社東洋ラヂヱーター製作所として創立 p.4
  2. 1937年1月川崎工場操業開始 p.4
  3. 1940年8月名古屋工場操業開始 p.4
  4. 1944年5月東洋冷却器株式会社に改称 p.4
  5. 1951年8月東洋ラジエーター株式会社に改称 p.4
  6. 1958年6月大阪出張所開設 p.4
  7. 1959年11月川崎、名古屋両工場を川崎製作所、名古屋製作所に改称 p.4
  8. 1960年4月秦野工場操業開始、技術研究所開設 p.4
  9. 1961年10月東京証券取引所市場第二部に株式を上場 p.4
  10. 1962年6月秦野工場を秦野製作所に改称 p.4
  11. 1962年11月川崎製作所を秦野製作所に移転 p.4
  12. 1965年6月本店所在地を東京都中央区銀座1丁目7番地より東京都新宿区西新宿7丁目4番3号に移転 p.4
  13. 1969年4月八日市製作所操業開始 p.4
  14. 1969年8月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 p.4
  15. 1981年5月秦野製作所戸川工場操業開始 p.4
  16. 1982年10月米国駐在員事務所開設 p.4
  17. 1983年9月名古屋製作所戸部下工場操業開始 p.4
  18. 1985年3月東和運輸(現 ティラドロジスティクス)を子会社化 p.4
  19. 1985年6月名古屋製作所東浦工場操業開始 p.4
  20. 1987年7月本店所在地を東京都新宿区西新宿7丁目4番3号より東京都渋谷区桜丘町31番2号に移転 p.4
  21. 1988年1月トーヨーUSA Inc.設立(米国駐在員事務所法人化) p.4
  22. 1990年1月CoPAR Inc.へ出資 (現 T.RAD North America,Inc.) p.4
  23. 1990年6月TORC Co.,Ltd.設立 p.4
  24. 1993年4月名古屋製作所東浦工場を東浦製作所として独立 p.4
  25. 1994年2月本店所在地を東京都渋谷区桜丘町31番2号より現所在地に移転 p.4
  26. 1995年12月青島東洋汽車散熱器有限公司設立 p.4
  27. 1996年3月トーヨーUSA Inc.、CoPAR Inc.と合併 p.4
  28. 1997年8月TATA TOYO RADIATOR Ltd.設立 p.4
  29. 1999年9月TOYO RADIATOR (THAILAND) Co.,Ltd.設立 (現 T.RAD (THAILAND) Co.,Ltd.) p.4
  30. 2002年4月東洋熱交換器(中山)有限公司設立 p.4
  31. 2004年7月TOYO RADIATOR Czech s.r.o.設立 (現 T.RAD Czech s.r.o.) p.4
  32. 2005年4月株式会社ティラドに改称 p.4
  33. 2005年4月青島東洋熱交換器有限公司設立 p.4
  34. 2008年5月PT.T.RAD INDONESIA設立 p.4
  35. 2008年6月TRM Corporation B.V.設立 p.4
  36. 2009年1月TRM LLCへ出資 p.4
  37. 2010年8月済寧東洋熱交換器有限公司設立 p.4
  38. 2012年3月東洋熱交換器(常熟)有限公司設立 p.4
  39. 2012年10月T.RAD(VIETNAM)CO.,LTD設立 p.4
  40. 2016年4月T.RAD North America,Inc.がTripac International Inc.の株式を取得 p.4
  41. 2017年3月東洋(常熟)熱交換器研発中心有限公司設立 p.4
  42. 2017年6月T.RAD Sales Europe GmbH設立 p.4
  43. 2017年10月青島東洋熱交換器有限公司連結子会社化 p.4
  44. 2018年4月株式会社ティラドコネクト設立 p.4
  45. 2020年4月アスニ株式会社及び東和興産株式会社を株式会社ティラドに吸収合併 p.4
  46. 2020年6月東洋(常熱)熱交換器研発中心有限公司清算 p.4
  47. 2020年10月株式会社ティラドコネクト完全子会社化 p.4
  48. 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 p.4
  49. 2022年11月TRM Corporation B.V.当社持分の無議決権化により、同社及びその子会社TRM LLCを当社連結グループより除外 p.4
  50. 2023年3月株式会社陣屋コネクト、当社株式の20%以上を保有したことにより、その他の関係会社となる p.4
  51. 2023年12月TORC Co.,Ltd.株式売却により、当社連結グループより除外 p.4

大株主

上位10名出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.38

#株主名所有株式数(千株)持株比率出所
1株式会社陣屋コネクト2,20038.71%p.38
2日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4527.95%p.38
3山崎金属産業株式会社1342.35%p.38
4ティラド自社株投資会1031.82%p.38
5日本生命保険相互会社991.75%p.38
6株式会社日本カストディ銀行(信託口)971.72%p.38
7STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103631.11%p.38
8田中博520.92%p.38
9モルガン・スタンレー MUFG証券株式会社480.85%p.38
10嘉納裕躬470.82%p.38
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持株比率は発行済株式(自己株式を除く)に対する割合。信託銀行の株式数は信託業務に係るもの。

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  • 大株主 上位10名
  • 役員 9名
  • 従業員・人的資本
  • 開示の記述 5章 全文
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役員

9名男性8名 女性1名2026年6月5日現在出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.48–50

  • 代表取締役 CEO 兼 COO 社長執行役員宮﨑富夫代表取締役p.48
  • 取締役常務執行役員 営業・技術・品質管掌 営業本部長 技術本部長 品質本部長菊山辰也p.48
  • 取締役高橋良定p.49
  • 取締役村田隆一p.49
  • 取締役屠錦寧p.49
  • 常勤監査役田村恒生p.50
  • 常勤監査役岩﨑智p.50
  • 監査役遠藤三紀夫p.50
  • 一時監査役藤井寿p.50

従業員・人的資本

出所: 有価証券報告書 2026年3月期「従業員の状況」 p.63 ほか

連結従業員数
4,087 人
単体従業員数
1,525 人
平均年齢
41.4 歳
平均勤続年数
18.0 年
平均年間給与
6,785,945 円
女性管理職比率
4.2 %
男性育児休業取得率
70.7 %
男女賃金差異(全体)
79.4 %
同(正社員)
84.9 %
同(パート・有期)
61.7 %
役員の女性比率
11 %(女性1名/9名)
自己資本比率(連結)
53.2 %
ROE(連結)
17.2 %
EPS
1,477.5 円
BPS
9,363.3 円
株主総利回り
439.5 %

セグメント別従業員数(連結)

セグメント従業員数(人)出所
その他103p.63

開示の記述

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 の該当章をそのまま掲載

経営方針、経営環境及び対処すべき課題等

① 経営理念、コーポレートスローガン、企業ビジョン p.7

当社は、2025年度より、事業環境の急速な変化に柔軟に対応するため、中長期的な経営目標を設定しながらも、毎年、その環境に応じて目標値見直しを実施する、所謂ローリング型の中期経営計画を策定することとしております。 p.7

2026年度におきましては、新たな中期経営計画「T.RAD-2026」を策定しております。 p.7

② 中期経営計画 T.RAD-2026骨子 p.7

2025年度に17.2%のROE実績となったことを踏まえ、2030年度の業績目標について、売上高2,000億円、ROE20.0%へ見直しを行っております。 p.7

目標達成のための基本戦略は以下4点となります。 p.8

1.ナンバーワン熱交換技術とシェアの追求 p.8

2.マルチパスウェイ化に伴う需要の多様化と増大への対応 p.8

3.圧倒的な開発スピードとコスト競争力の追求 p.8

4.多様な顧客ニーズにグローバルで対応 p.8

当社は自動車・トラック用、建設・産業・農業用、二輪車・ATV用など、さまざまな用途に応じた多様な熱交換器を提供し、あらゆるパワープラントに対応するマルチパスウェイ戦略の下、幅広い製品ラインナップを展開しております。 p.9

特定の系列に属さない独立した顧客基盤を持ち、国内外さまざまな自動車メーカー、建機メーカー、二輪車メーカーに採用いただいております。 p.9

マルチパスウェイ化の進展に伴い、熱交換器の需要はより多様化し増加していく傾向にあることは、当社グループの事業機会の拡大につながるものと認識しております。 p.9

当社の技術優位性は、性能・耐久性・軽量化・コストの両立を実現する設計技術、業界トップレベルの超薄肉材の加工・生産技術にあります。これらにより、高性能かつ軽量なラジエータや多機能ラジエータの開発を実現しております。また、解析技術を活用し開発スピードの短縮を図っております。 p.10

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当社のグローバル戦略の基本は、世界5極体制による地産地消の推進にあります。顧客拠点の近傍に開発・生産拠点を戦略的に配置することで、顧客対応の迅速化、現地ニーズへの対応力を強化しております。 p.10

さらに、当社は業務効率化や意思決定の高速化のために全社でDXを推進しております。 p.11

生産管理システムと会計システムのグローバル統合、業務プロセスの標準化へ取り組んでおり、加えて、クラウドを活用したリアルタイムデータの収集・分析を通じた、意思決定の高速化実現にも取り組んでおります。 p.11

③ グローバル展開戦略 p.11

2030年度経営目標、売上高2,000億円、ROE20.0%の実現に向け、北米、欧州、日本において生産能力の拡充に向けた取り組みを進めております。 p.11

また、合弁企業を通じた、急速な成長が期待されるインド市場へのリソース配分強化や、中国における高いコスト競争力と豊富な人材を活用した、汎用設備製作や輸出拠点機能の強化に取り組んでおります。 p.11

④ GXへの取り組み p.14

当社は、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの3軸によるGXに貢献する企業を標榜しております。 p.14

2050年のカーボンニュートラル達成に向け、Scope1~3それぞれにおいて環境負荷低減に向けた各種施策を推進し、2021年度CO2排出量を基準とし、2030年度までに27%排出量削減、2050年度カーボンニュートラルの達成を目標に取り組んでおります。 p.14

⑤ 新規事業への取り組み p.15

当社は熱交換器専業メーカーとして、高付加価値化、事業領域拡充、ふたつの軸への取組みによる成長ストーリーを描いております。 p.15

多機能ラジエータ拡販を軸とする、既存領域のビジネス強化と、データセンター、ヒューマノイド、宇宙関連といった周辺領域への進出についても検討して参ります。 p.15

将来の新技術、新事業として、熱電ラジエータ、排熱発電、超省エネ炉の開発や、製造業向けDXソリューション提供にも取り組んで参ります。 p.15

⑥ 安定した収益性実現への取り組み p.17

当社は継続的な企業価値向上を実現するため、①ROEの向上、②資本コストの削減、③成長期待の実現に取り組んで参ります。想定する年間200~250億円の資本を、適時適切に、成長投資、戦略投資、株主還元に配分、安定した収益性実現と資本効率性の高い経営を推進いたします。 p.17

また、既に推進中の「働く株主」施策や、IR活動強化を更に強化して参ります。 p.17

第一部 第2 事業の状況 1EDINETで原文を開く → p.7–17

事業等のリスク

当社グループの戦略・事業その他を遂行する上でのリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。当社グループは「リスクマネジメント基本規定」を定め、自然災害や火災等のみならず会社の存続に係る重要なリスクを適切に認識し評価した上で、それらリスクを適切に管理するための管理体制を構築しております。 p.23

なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 p.23

(1)海外事業展開 p.23

自動車業界を中心とする当社グループの取引先は、新しい市場への対応やコスト削減のためグローバル化が進展しており、これに対応するため当社グループは積極的な海外事業展開を進め、米国・欧州・アジア・中国に進出しております。 p.23

一方、海外事業には以下のようなリスクが内在しております。 p.23

①関税制度をはじめとする法規制の予測不能な変更 p.23

②政治的な不安定要因 p.23

③人材確保・教育の難しさ p.23

④テロ・戦争・伝染病の流行などによる混乱 p.23

⑤為替相場の変動による採算の悪化や、損失の発生 p.23

これらのリスクが顕在化することにより、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 p.23

(2)経済状況 p.23

当社グループの製品の需要は、当社グループが製品を販売している国または地域の経済状況の影響を受ける可能性があるため、日本はもとより主要な市場である米国、欧州、アジア、中国における景気悪化及びそれに伴う需要減少は当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。とくに、建設産業機械用熱交換器につきましては、好不況の影響により、販売数量が大きく増減しますが、当社グループの生産設備・人員等は、販売数量が増加した場合に備えたものとなっており、販売数量が大幅に減少した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に大きな影響を及ぼすこととなります。 p.23

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(3)OEM(※)製品への依存 p.23

当社グループの販売は、OEM製品の依存度が大きく、そのため自動車メーカー及び建設産業機械メーカー等顧客企業の業績不振、価格の値引き及び調達方針の変更等は当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。また、OEM取引においては、当社グループ独自の観点のみで、事業撤退等の経営戦略を決定することが、困難であり、不採算事業の継続等により、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 p.23

(※)Original Equipment Manufacturer「相手先(委託者)ブランド名製造」 p.23

(4)災害等の発生 p.23

当社グループは、国内外に事業拠点を有しており、地震、台風、洪水等の自然災害や新型ウイルスなどによる疫病流行の発生時の事業継続に備え、BCM(事業継続マネジメント)体制の構築をすすめております。しかし、予想を超える規模の被災により、物的資源・人的資源への重大な影響や、ライフライン・輸送ルート等の寸断などによる生産の中断といった事態が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。また、災害の影響が、当社グループに直接大きな影響を与えない場合においても、当社取引先に重大な影響を与えた場合、当社グループにおいても、生産の中断を余儀なくされ、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 p.23

(5)原材料価格等の上昇 p.23

当社グループが購入する主要な原材料はアルミ・銅などの非鉄金属ですが、これらの購入価格は非鉄金属市場の市況の影響や為替相場により、変動するリスクを持っております。購入価格の上昇分を販売価格に転嫁できる取引先もありますが、転嫁できない取引先や、一部の転嫁にとどまる取引先もあります。また、購入価格上昇時と、転嫁時の時期的なずれもあり、原材料価格の上昇リスクが、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 p.23

また、電力費、物流費、人件費等のコスト増加分の販売価格への転嫁につきましては、取引先との個別交渉となりますので、転嫁できない場合もあり、生産効率向上、合理化等により、これらのコスト増加が吸収できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 p.23

(6)サプライチェーンの分断 p.24

当社グループは、原材料、部品を複数の供給元から調達しています。供給元とは、安定的な取引を前提としていますが、供給元の突発的な事故、感染症拡大等による生産停止や納入遅延、及び物流網の問題などにより、原材料、部品の不足が生じ、当社グループの生産に支障が生じる可能性があります。また、当社の供給先である自動車メーカー等において、当社グループ以外の供給元からの半導体等主要部品の供給に支障が生じた場合、自動車メーカー等の減産により、当社グループの生産に影響を与える可能性があります。このような場合、当社グループにおいて、生産の中断、原材料調達コスト上昇、及び物流コスト上昇により、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 p.24

(7)品質不具合 p.24

当社グループでは、品質保持・向上を最重要課題と考え、グローバルな品質保証体制の構築を目指しております。自工程での品質保証、過去の不具合に学び失敗を繰り返さないなどの活動の浸透を進め、万全の体制をもって製品の生産に努めております。ただし、万が一、主要製品において、予期せぬ品質不具合が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 p.24

(8)設備投資 p.24

当社グループにおいては、新機種対応等において、新たな設備投資が必要になるため、設備投資額が多額に上っております。設備の汎用化などにより、設備投資額を抑制する活動は実施しておりますが、一定の品質水準の確保などの観点から、ある程度の設備投資が必要となります。このため、多額の設備投資を実施した事業において、販売減少等により、想定した利益確保ができない場合、多額の減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 p.24

当該リスクコントロールのため、当社グループでは、新規投資時において、投資回収分析によるリスク評価を行うとともに、投資回収実績のモニタリングを実施しております。 p.24

(9)気候変動によるリスク p.24

当社グループの事業に影響を与える気候変動によるリスクには、脱炭素社会への移行リスクと、物理リスクがあります。主な移行リスクは、燃費・排ガス規制や電動化の拡大に、当社製品が適切に対応できないことで、売上が減少する可能性があります。また、物理リスクとしては、洪水などの異常気象の深刻化と頻度の上昇により、工場操業停止やサプライチェーンの分断により、生産活動に支障を来たす可能性があります。 p.24

当社グループは、これらのリスクに対応するため、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」に賛同し、気候変動に関する具体的なシナリオ分析を実施しております。 p.24

(10)情報セキュリティ p.24

当社グループは、業務効率化のため、様々な情報技術システムを利用しており、外部からのサイバー攻撃(侵入防止・検知)への対策、これらの攻撃に対する社員への啓発・教育などの対策を強化しております。しかし万一、外部からのサイバーテロやコンピューターウィルスの侵入により機密情報の漏洩または喪失があった場合、生産等の業務の継続に支障を来たし、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 p.24

第一部 第2 事業の状況 3EDINETで原文を開く → p.23–24

研究開発活動

当連結会計年度の研究開発活動としましては、自動車・建設産業機械・燃料電池等の関連分野の新製品開発・改良開発に取り組むと共に、中長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めてまいりました。 p.33

その主たる活動は日本で行っておりますが、日本以外でも、米国、インド、中国にも研究開発拠点を設置し、これにより日系及びローカルメーカーの要求を満足する製品をこれまで以上に強化した体制にて開発することで、さらなるビジネス拡大に貢献する事が可能となっております。 p.33

又、全社におけるCO2削減活動の一環として、カーボンニュートラルを達成させるために、アルミ材や樹脂材等熱交換器の主要材料の使用量削減やリサイクル化の研究・製品開発にも注力していきます。 p.33

(1)研究開発活動 p.33

① 新製品開発と現有製品の改良開発 p.33

・研究開発活動では、主に環境・エネルギー関連に着目し環境対応自動車分野・建産機分野における新製品の開発・改良開発に注力しております。 p.33

・環境対応自動車分野におきましては、ハイブリッド車・電気自動車・燃料電池車等の車両電動化に対応した冷却システムの開発を進めております。ここには、従来の熱交換器の技術の他、先進的な当社独自の技術も盛り込み、高性能・小型軽量かつ低コストを実現してまいります。 p.33

・建産機分野におきましては、高性能かつ高強度の熱交換器、超大型機械対応の熱交換器等、市場のニーズに合わせた更なる開発・改良開発を推進しております。 p.33

また、小型建機の電動化も視野に入れた開発も進めております。 p.33

・その他の分野を含めて、多種にわたる現有製品群の更なる高性能・小型軽量化及び低コスト、低CO2排出を目指した製品の開発を進めております。また、冷却系のモジュール化や機能の複合化等の他、リサイクル性に配慮した製品やエンジン排気ガス・燃費の改善に貢献する熱交換器の改良開発を日々続けております。 p.33

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② 基礎研究 p.33

材料及び新加工の基礎研究、すなわち熱交換器用各種材料、表面処理やろう付け接合技術の研究を推進すると共に、特にコンピュータによる数値解析・基礎評価技術の向上に注力し、開発の効率化、試作レス化を推進しております。さらに熱から電気を生み出す新しい熱エネルギー変換技術の研究開発等、将来の視点にたった研究を進めております。 p.33

③ 2026年3月31日現在の産業財産権の総数は211件であります。 p.33

(2)支出した研究開発費は以下のとおりであります。 p.33

(単位:百万円) p.33

セグメントの名称 前連結会計年度 研究開発費 当連結会計年度 研究開発費 増減 増減率 p.33

日本 3,328 2,870 △458 △16.0% p.33

米国 101 54 △47 △86.5% p.33

欧州 2 2 0 2.9% p.33

アジア 26 24 △1 △5.5% p.33

中国 56 42 △14 △34.6% p.33

その他 - - - - p.33

合計 3,516 2,994 △521 △17.4% p.33

第一部 第2 事業の状況 6EDINETで原文を開く → p.33

設備投資等の概要

当社グループは、当連結会計年度において、各種熱交換器製造販売事業を中心に、全体で7,381百万円の設備投資を実施しました。 p.34

生産設備を中心に、更新及び新規受注に対応するために、日本において、親会社単体で5,476百万円、米国において830百万円、欧州において121百万円、アジアにおいて721百万円、中国において171百万円、その他において62百万円を投資しました。 p.34

第一部 第3 設備の状況 1EDINETで原文を開く → p.34

企業データ

このページに載っている件数

業績指標34指標 × 5期
沿革51件
大株主10名
役員9名
開示の記述5章、約6,904字
関係会社14社
適時開示未取得(TDnet)
知的財産未取得(特許庁)
公共調達未取得(調達ポータル)
このデータをAIで使うMCP対応クライアント(Claude、Cursor など)から、この会社の業績指標・沿革・役員・開示の記述を構造化データで取得できるようにする予定です。
接続方法(準備中)

同業

輸送用機器東証33業種

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