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業種›輸送用機器›日本車輌製造
日本車輌製造

日本車輌製造 7102

名古屋市熱田区三本松町1番1号に本社を置く鉄道車両・建設機械等の製造会社。p.51896年設立。2026年3月期の売上高 1,000億円。

輸送用機器自動車・輸送機TOPIX Small 2配当あり

企業概要

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.1国税庁

企業名
日本車輌製造株式会社(NIPPON SHARYO,LTD.)p.1
法人番号
4180001022575 国税庁
設立
1896年9月(鉄道車両の製造販売を目的として日本車輌製造㈱を名古屋市に設立)p.4
資本金
11,810 百万円p.3
代表者
代表取締役社長 田中守p.1
本店
名古屋市熱田区三本松町1番1号p.1
電話番号
052-882-3313p.1
業種
輸送用機器(東証33業種)JPX
決算期
3月日本基準p.1
監査法人
有限責任監査法人 ト ー マ ツp.40
従業員数
2,176人(連結)p.22,061人(単体)p.3
関係会社
子会社4社、関連会社・共同支配企業3社p.5
URL

上場企業情報

出所: JPX 銘柄情報有価証券報告書 2026年3月期 p.1

証券コード
7102JPX
市場区分
東証プライムJPX
33業種
17業種
自動車・輸送機JPX
規模区分
TOPIX Small 2JPX
EDINETコード
E02134p.1
上場
1949年5月p.4
発行済株式総数
14,675 千株p.3
直近の有報
2026年3月期(提出 2026年6月25日)p.1
配当
45.00円配当性向 4.6%p.3
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事業の内容

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.5

事業の内容

当社グループは、当社、子会社4社及び関連会社3社で構成しており、鉄道車両、建設機械、輸送用機器・鉄構、エンジニアリング、その他の製造・施工・販売及び付帯するサービスなどの事業活動を行っております。また、当社は親会社である東海旅客鉄道㈱の企業集団に属しております。 p.5

各事業における主な事業内容と当社及び主要関係会社の位置付けは、概ね次のとおりです。 p.5

(1)鉄道車両事業 p.5

電車、気動車、ハイブリッド車、客車などを当社が製造・販売し、連結子会社㈱日車エンジニアリングが部品の製造及び役務提供等を行っております。 p.5

(2)建設機械事業 p.5

杭打機、全回転チュービング装置、アースドリル、障害撤去機などを当社が製造・販売し、連結子会社重車輛工業㈱及び持分法適用関連会社日泰サービス㈱が建設機械等の販売・修理などを行っております。 p.5

(3)輸送用機器・鉄構事業 p.5

タンクローリ、タンクトレーラ、タンクコンテナ、貯槽、大型陸上車両(キャリヤ)、無人搬送装置(AGV)、貨車などの製造・販売、道路橋、鉄道橋などの新設橋梁の製造・架設及び既設橋梁の補修・保全を当社が行っております。 p.5

(4)エンジニアリング事業 p.5

鉄道事業者向け機械設備、営農プラント、製紙関連設備などを当社が製造・販売しております。 p.5

(5)その他 p.5

連結子会社㈱日車ビジネスアソシエイツが厚生業務などを請負っております。 p.5

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。 p.5

(注) → :製品、部品及び役務提供の主な流れ ☆:連結子会社 ※:持分法適用関連会社 p.5

第一部 第1 企業の概況 3 事業の内容EDINETで原文を開く → p.5

業績指標

連結 17指標単体 17指標5期出所: 有価証券報告書 2026年3月期「主要な経営指標等の推移」 p.2–3

連結(日本基準)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
99,971
2026年3月期
+3.8%+1.5%p.2
経常利益
百万円
11,986
2026年3月期
+64.3%+17.4%p.2
親会社株主に帰属する当期純利益
百万円
11,661
2026年3月期
+81.7%+22.2%p.2
包括利益
百万円
18,178
2026年3月期
+536.7%+57.2%p.2
純資産額
百万円
82,248
2026年3月期
+27.2%+14.4%p.2
総資産額
百万円
152,564
2026年3月期
+16.3%+3.5%p.2
1株当たり純資産額
円
5,700.1
2026年3月期
+27.2%+14.5%p.2
1株当たり当期純利益
円
808.2
2026年3月期
+81.8%+22.2%p.2
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
-
2026年3月期
--p.2
自己資本比率
%
53.9
2026年3月期
+9.3%+10.6%p.2
自己資本利益率
%
15.9
2026年3月期
+57.1%+9.0%p.2
株価収益率
倍
4.3
2026年3月期
-7.0%-8.3%p.2
営業活動によるキャッシュ・フロー
百万円
8,002
2026年3月期
+453.0%-13.8%p.2
投資活動によるキャッシュ・フロー
百万円
-1,210
2026年3月期
+29.7%-p.2
財務活動によるキャッシュ・フロー
百万円
-4,608
2026年3月期
-29.5%-p.2
現金及び現金同等物の期末残高
百万円
13,709
2026年3月期
+18.9%-17.2%p.2
従業員数
人
2,176
2026年3月期
-1.6%-1.7%p.2
単体の指標を見る単体の指標を閉じる

提出会社(単体)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
99,068
2026年3月期
+5.1%+1.8%p.3
経常利益
百万円
11,970
2026年3月期
+73.0%+19.0%p.3
当期純利益
百万円
14,005
2026年3月期
+126.2%+25.0%p.3
資本金
百万円
11,810
2026年3月期
+0.0%+0.0%p.3
発行済株式総数
千株
14,675
2026年3月期
+0.0%+0.0%p.3
純資産額
百万円
70,932
2026年3月期
+23.7%+13.2%p.3
総資産額
百万円
133,922
2026年3月期
+12.2%+1.6%p.3
1株当たり純資産額
円
4,915.5
2026年3月期
+23.7%+13.2%p.3
1株当たり配当額
円
45.00
2026年3月期
+28.6%+22.5%p.3
1株当たり当期純利益
円
970.6
2026年3月期
+126.2%+25.0%p.3
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
-
2026年3月期
--p.3
自己資本比率
%
53.0
2026年3月期
+10.2%+11.4%p.3
自己資本利益率
%
21.8
2026年3月期
+97.2%+12.2%p.3
株価収益率
倍
3.5
2026年3月期
-25.3%-10.3%p.3
配当性向
%
4.6
2026年3月期
-43.9%-2.1%p.3
従業員数
人
2,061
2026年3月期
-2.0%-1.8%p.3
株主総利回り
%
143.8
2026年3月期
+67.8%+13.0%p.3
単位は指標名の下に記載。前期比は直近期と前期の差、5期 CAGR は5期(4年間)の年平均成長率。推移は各行の最小と最大で正規化した形で、色は前期比の符号。出所列の p.N は有価証券報告書の該当ページ。

沿革

44件出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.4

  1. 1896年9月鉄道車両の製造販売を目的として日本車輌製造㈱を名古屋市に設立 p.4
  2. 1920年4月東京隅田町所在の天野工場を買収、東京支店工場とする p.4
  3. 1924年2月本店工場に機関車工場を併設、総合車両メーカーとなる p.4
  4. 1934年4月東京支店工場を埼玉県川口市に移転、蕨工場とする p.4
  5. 1938年6月鳴海工場(名古屋市緑区)新設、貨車の製作を開始 p.4
  6. 1949年5月東京・大阪・名古屋証券取引所に株式を上場 p.4
  7. 1959年1月鳴海工場において建設機械の製作を開始 p.4
  8. 1961年10月大江工場(名古屋市港区)新設、橋梁鉄骨・化工機の製作を開始 p.4
  9. 1964年7月豊川工場(愛知県豊川市)新設、貨車の製作を開始 p.4
  10. 1970年4月大利根工場(茨城県総和町)新設、橋梁鉄骨の製作を開始 p.4
  11. 1970年10月豊川工場において機関車の製作を開始 p.4
  12. 1971年3月上記各工場の名称を製作所と改称、また豊川製作所において旅客車の製作を開始 p.4
  13. 1972年3月蕨製作所を閉鎖 p.4
  14. 1972年7月豊川製作所を豊川蕨製作所と改称 p.4
  15. 1973年1月日車開発㈱を東京都中央区に設立 p.4
  16. 1975年6月衣浦作業所(愛知県半田市)新設、橋梁・鋼構造物の仮組を開始 p.4
  17. 1978年1月衣浦作業所を衣浦製作所と改称、鋳鋼造品の製造設備を名古屋製作所から移設 p.4
  18. 1981年10月鋳鍛部門をワシノ製鋼㈱へ営業譲渡(同年同月同社は日車ワシノ製鋼㈱に社名変更) p.4
  19. 1983年5月名古屋製作所を閉鎖 p.4
  20. 1984年11月大江製作所を閉鎖し衣浦製作所へ移転・統合 p.4
  21. 1985年3月本社ビルを新築、旧事務所より移転 p.4
  22. 1985年4月日車建設工事㈱を名古屋市熱田区に設立 p.4
  23. 1988年10月豊川蕨製作所において客電車艤装工場増設 p.4
  24. 1989年8月衣浦製作所において橋梁・鉄骨生産ライン工場増設 p.4
  25. 1992年2月鳴海製作所において建設機械製作の重機工場新設 p.4
  26. 1993年4月豊川蕨製作所において客電車部品工場新設 p.4
  27. 1995年7月東京地区事務所を移転・統合し東京本部設置 p.4
  28. 1996年4月豊川蕨製作所を豊川製作所と改称 p.4
  29. 1996年9月創立100周年記念事業・行事を実施 p.4
  30. 1999年1月日熊工機㈱を吸収合併 p.4
  31. 2002年2月新幹線車両の製作実績2,000両達成 p.4
  32. 2004年3月日車情報システム㈱、日車開発㈱を吸収合併 p.4
  33. 2005年6月大利根製作所を閉鎖し、衣浦製作所へ集約 p.4
  34. 2008年4月日車建設工事㈱を吸収合併 p.4
  35. 2008年8月東海旅客鉄道㈱と資本業務提携契約を締結 p.4
  36. 2008年10月東海旅客鉄道㈱が親会社となる p.4
  37. 2010年9月新幹線車両の製作実績3,000両達成 p.4
  38. 2012年7月NIPPON SHARYO U.S.A.,INC.が米国イリノイ州で鉄道車両組立工場の操業を開始 p.4
  39. 2014年6月日車ワシノ製鋼㈱清算結了 p.4
  40. 2018年8月NIPPON SHARYO U.S.A.,INC.が米国イリノイ州の鉄道車両組立工場を閉鎖 p.4
  41. 2019年8月新幹線車両の製作実績4,000両達成 p.4
  42. 2021年1月NIPPON SHARYO U.S.A.,INC.及びNIPPON SHARYO ENGINEERING & MARKETING,LLCがNIPPON SHARYO MANUFACTURING, LLCと合併 p.4
  43. 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 p.4
  44. 2026年3月NIPPON SHARYO MANUFACTURING, LLC清算結了 p.4

大株主

上位10名出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.25

#株主名所有株式数(千株)持株比率出所
1東海旅客鉄道㈱7,35250.95%p.25
2日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)8565.94%p.25
3㈱日本カストディ銀行(信託口)4192.90%p.25
4日本車輌従業員持株会2811.95%p.25
5UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT1551.08%p.25
6村松俊三1461.01%p.25
7㈱三菱UFJ銀行1410.98%p.25
8RE FUND 107-CLIENT AC1310.91%p.25
9日本生命保険相互会社1290.90%p.25
10GOLDMAN SACHS BANK EUROPE SE1250.87%p.25
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持株比率は発行済株式(自己株式を除く)に対する割合。信託銀行の株式数は信託業務に係るもの。

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  • 大株主 上位10名
  • 役員 11名
  • 従業員・人的資本
  • 開示の記述 5章 全文
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役員

11名男性10名 女性1名2026年6月25日現在出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.33–35

  • 代表取締役 取締役社長田中守代表取締役p.33
  • 代表取締役 専務取締役 総合企画本部長 コンプライアンス担当深谷道一代表取締役p.33
  • 常務取締役 鉄道車両本部長阿彦雄一p.33
  • 常務取締役 建設機械本部長冨田庸公p.34
  • 取締役新美篤志p.34
  • 取締役加藤倫子p.34
  • 取締役西畑彰p.34
  • 常勤監査役上田素之p.35
  • 常勤監査役平岩寿朗p.35
  • 監査役福泉靖史p.35
  • 監査役臼井俊一p.35

従業員・人的資本

出所: 有価証券報告書 2026年3月期「従業員の状況」 p.47–48 ほか

連結従業員数
2,176 人
単体従業員数
2,061 人
平均年齢
40.3 歳
平均勤続年数
16.1 年
平均年間給与
7,026,000 円
女性管理職比率
0.3 %
男性育児休業取得率
82.4 %
男女賃金差異(全体)
73.9 %
同(正社員)
78.4 %
同(パート・有期)
67.4 %
役員の女性比率
9.1 %(女性1名/11名)
自己資本比率(連結)
53.9 %
ROE(連結)
15.88 %
EPS
808.2 円
BPS
5,700.1 円
株主総利回り
143.8 %

セグメント別従業員数(連結)

セグメント従業員数(人)出所
鉄道車両事業1,137p.47
建設機械事業365p.47
輸送用機器・鉄構事業361p.47
エンジニアリング事業94p.47
その他19p.47
全社(共通)200p.47

開示の記述

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 の該当章をそのまま掲載

経営方針、経営環境及び対処すべき課題等

当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりです。 p.7

なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月25日)現在において当社グループが判断したものです。 p.7

(1)会社の経営の基本方針 p.7

当社グループは、「インフラストラクチャー創造企業」として、ものづくりに誇りを持ち、お客様のニーズに応え、社会基盤の発展に貢献することを企業理念としております。その実現に向けて、社員一人ひとりが理念を理解し実践することで、事業を運営しております。 p.7

(2)中長期的な経営戦略及び目標とする経営指標 p.7

当社の中期経営計画「日車変革2030」において、2030年までになりたい姿を表す長期ビジョン「現場に安全と信頼をスマートに提供し、お客様の課題を解決するビジネスパートナーになる」を掲げ、このビジョンの達成に向けて重点的に取り組む事項を以下の3本柱として推進しております。 p.7

①「収益力(利益を稼ぎ出す力)の徹底強化」 p.7

②「成長のための事業基盤改革」 p.7

③「ビジネスモデル変革の実現」 p.7

これにより、「連結売上高経常利益率5%の安定的確保」を経営指標として、売上高に対する利益を確保することを目指しております。 p.7

(3)経営環境及び対処すべき課題 p.7

当社を取り巻く経営環境は、中東情勢をはじめとする世界各国での地政学リスクの急速な高まりや、国内の人口減少等により、厳しさを増しております。 p.7

引き続き、当社は、品質向上や低コスト化、業務の効率化を更に推進し、経営体力の強化に努めてまいります。なお、各事業別の経営環境及び対処すべき課題は以下のとおりです。 p.7

(鉄道車両事業) p.7

アフターコロナにおける鉄道事業者の車両更新需要の縮小など、今後も厳しい受注環境が継続することが見込まれます。このような環境下において、新幹線電車をはじめ、特急型車両、通勤型車両、事業用車両等、幅広い車種に対応できる強みを活かしつつ、デジタル技術の活用によって車両品質の向上に努めます。また、労働力人口の減少を見据え、事業者のニーズを捉えた車両の省メンテナンス技術や状態監視、環境負荷低減のための車両の空力性能の向上等の技術開発を推進し、新しい価値の提供に向けて取り組んでまいります。さらに、生産プロセスの改善によるコスト低減に努め、競争力の強化を継続して進めてまいります。 p.7

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(建設機械事業) p.7

国内市場では社会インフラ整備や都市再開発が継続して見込まれることから、建設需要は底堅い一方で、国外市場では最大の輸出先であった韓国の市況が低調であり、これに変わる市場の開拓が急務であることから、インフラ投資の増加が期待される米国や台湾の市場動向を注視しております。このような市況において、杭打機をはじめとする建設機械の製造・開発ノウハウを活かし、各地域のニーズに合わせた柔軟な対応を進めてまいります。また、建設現場におけるCO2排出量の削減や労働力不足を補う省人化等の市場ニーズを捉え、建設機械の電動化・自動化等の実現に向けた技術開発を推進するとともに、保守の分野において顧客の省力化に資するサービス等を開発することにより、競争力の強化に努めてまいります。 p.7

(輸送用機器・鉄構事業) p.7

輸送用機器は、各種タンクローリ、製鉄所向けキャリヤ、無人搬送装置(AGV)については今後も更新需要を中心に一定程度の需要があると見込まれるものの、厳しい受注環境にあることは変わりません。このような環境下において、主力の高圧ガスタンクローリやキャリヤ、AGVを中心に、将来的なエネルギー動向や労働力不足を補う省人化等の市場ニーズを捉えた新製品の投入や新技術の導入に向けた技術開発を進めており、実用化したキャリヤの自動運転技術については今後の普及を進めてまいります。また、設計の標準化等によるコスト低減を進めることで、競争力の強化と新規顧客の開拓に努めてまいります。 p.7

鉄構は、新設橋梁は「国土強靭化基本計画」などの公共施策はあるものの、依然として厳しい競争環境にあると認識しております。一方、高速道路の大規模更新・大規模修繕の発注量が増加傾向にあるなど老朽化対策による補修・保全事業の重要性が一層高まっております。このような環境を踏まえ、新設橋梁は引き続き技術提案能力の強化に努め、受注量を確保するとともに、補修・保全事業では、東海道新幹線の大規模改修工事における橋梁補修の工事実績を通じて蓄積したノウハウを活かして道路橋の補修・保全工事の受注に努めてまいります。 p.7

(エンジニアリング事業) p.8

鉄道事業者向け機械設備、穀物乾燥調製貯蔵施設及び製紙機械は社会基盤として不可欠な設備であり、今後も一定の需要が継続すると見込まれます。これらの設備には安全性向上、省力化に加え、高齢化や労働力不足を補う省人化や保守性の向上が求められており、市場ニーズにきめ細かく対応する提案を進めることにより、収益確保に努めてまいります。 p.8

当社は、過去の米国向け大型鉄道車両案件において発生した多額の損失による財務状況の悪化への対応として、2017年4月に豊川製作所、鳴海製作所、衣浦製作所の工場資産を当社の親会社(東海旅客鉄道㈱)へ譲渡し、さらに、同年11月に親会社より350億円の長期借入を行いました。 p.8

2021年度より上記の長期借入金の返済を開始し、また、譲渡した工場資産のうち豊川製作所を2023年3月に親会社から買い戻しました。引き続き、長期借入金を着実に縮減し財務基盤の強化に努めるとともに、現在取り組んでいる経営改善の取組みを進め、経営体力の強化を図ってまいります。 p.8

第一部 第2 事業の状況 1EDINETで原文を開く → p.7–8

事業等のリスク

当社グループの業績や財務状況などに影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月25日)現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクがこれらに限られるものではありません。また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 p.11

(販売活動に係るリスク) p.11

(1)受注契約 p.11

当社グループは、請負金額が大きい等の重要な受注案件について、受注契約締結前に工程、原価、契約等のリスクについて各部門における受注審査や取締役会等の会議体を通じ社内検討を十分行っておりますが、原材料の高騰や設計変更など受注時の社内検討を超えた変更があった場合には、事業採算の悪化により、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.11

(2)法令・規制 p.11

当社グループにおいては、法令・規制の遵守を徹底するために「日本車両グループ倫理規程」を定め、その規程に基づいて遵守体制のチェックや発生した問題への対処策の検討を行うためコンプライアンス委員会を設置しております。また、法令遵守のための行動基準を定めた「私たちの行動規範」を全社員へ周知することや知悉度確認の実施などコンプライアンス意識の浸透・定着及び知識の向上に努めております。しかしながら、当社グループの事業活動の上で各国・各地域の各種法令や規制等の制約を受けており、法令・規制の変更への対応が適切でない等の場合には、過料・課徴金等による損失や行政処分等による受注機会の損失、またそれらに伴う社会的評価の低下により、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.11

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(生産活動・開発に係るリスク) p.11

(3)原材料及び部品調達 p.11

当社グループの事業には、受注から納入まで時間を要する個別受注案件が多いことから、その間の需給環境の変化による影響を受けやすくなっております。適時調達や歩留まりの向上を進めるなど需給環境の変化に対応するよう努めておりますが、原材料、部品等の急激な価格変動が発生し製品の販売価格に十分に転嫁できない場合や、部品等の大幅な納期遅延により工程に影響が及んだ場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.11

(4)製品不具合の発生 p.11

当社グループは、ものづくりに誇りを持ち、お客様のニーズに応え、社会基盤の発展に貢献することを企業理念として掲げております。2024年度より、品質に関する全社方針を定め、各事業本部においても「品質第一」意識の浸透や設計・製造品質の向上などの重点取組事項を定めることにより、各職場のレベルアップを図っております。しかしながら、予測できない原因により品質問題が発生し、重大な製品不具合が発生した場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.11

(5)特定ベンダーへの依存 p.11

当社グループは、部品のさらなる安定的な供給を目指すべくベンダーの拡大に努めておりますが、部品によっては供給できるベンダーが少なく、予期せぬベンダーの廃業や操業停止等があった場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.11

(気候変動・環境に関するリスク) p.11

(6)気候変動 p.11

当社グループは、「環境活動方針」を制定し、脱炭素社会・循環型社会の実現に向けた取組みを推進しております。とりわけ気候変動への対処は重要な課題であると認識しており、災害時の事業継続計画を策定するとともに、カーボンニュートラルに資する製品・サービス開発を進めてまいります。気候変動に起因する自然災害が激甚化し、当社グループやベンダーの施設が損傷などの被害を受け、生産・販売等の事業活動に影響が及んだ場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.11

(7)環境規制 p.11

当社グループは、有害物質の使用及び取扱い、廃棄物処理、製品含有化学物質並びに土壌・地下水汚染の規制などを目的とした様々な環境法令の適用を受けており、環境規制及び関連法規等を遵守するため、リサイクル推進による廃棄物の最終処分量の削減やエネルギー効率の良い生産設備への更新などを順次進めております。しかしながら、将来における環境規制の変更により、当社グループにとって更に多くの対応が必要になった場合、あるいは製品の開発、生産、販売・サービス活動等に支障をきたした場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

(事故・災害等に関するイベント性のリスク) p.12

(8)訴訟リスク p.12

当社グループの各事業活動に関連して、事業運営に関する訴訟リスクが継続的に存在することから、重要な訴訟等が提起された場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

(9)情報セキュリティ p.12

当社グループは、技術や営業等事業の機密情報を有するとともに、取引先等の機密情報に接しております。機密情報の外部への流出を防止するため、社内規程の整備やセキュリティシステムの強化等を講じているほか、情報セキュリティに関する教育を実施するなどコンプライアンス意識の浸透・定着に努めております。しかしながら、情報管理上不測の事態が生じて機密情報が滅失ないし漏洩し、社会的評価が低下した場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

(10)事故・災害等 p.12

当社グループにおいては、発生した労働災害について取締役会等の会議体へ報告を行い、実施された対策等についてチェックを行う体制を整備することでリスク管理を徹底し、労働安全に取り組んでおります。また、地震・台風等を想定した事業継続計画を策定しております。しかしながら、製作所における不測の事故、大規模災害や感染症の大規模な流行等が発生した場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

第一部 第2 事業の状況 3EDINETで原文を開く → p.11–12

研究開発活動

当社グループの事業の主幹をなす鉄道車両、建設機械、輸送用機器・鉄構、エンジニアリングなどの各分野では、「日車変革2030」に掲げた長期ビジョン「現場に安全と信頼をスマートに提供し、お客様の課題を解決するビジネスパートナーになる」に基づき、技術力の強化と品質・生産性の向上を図り各製品の競争力を強化するとともに、環境負荷低減や省人化など変化する社会ニーズに対応して新技術を取り入れた製品及びサービスの開発を進めております。 p.19

また、当社のものづくりの基盤となる技術の研究について大学などの研究機関と連携し積極的に取り組んでおります。 p.19

当連結会計年度における研究開発は以下のとおりです。なお、研究開発費については、各セグメントに配分できない費用393百万円が含まれており、当連結会計年度の当社グループの研究開発費は1,633百万円です。 p.19

(1)鉄道車両事業 p.19

鉄道車両本部が中心となり、鉄道車両関連の開発を行っております。当連結会計年度の主な成果として、高速車両の先頭形状の開発など付加価値の高い製品の提供に関する技術開発及びその実用化が挙げられます。 p.19

鉄道車両事業に係る研究開発費は、491百万円です。 p.19

(2)建設機械事業 p.19

建設機械本部が中心となり、杭打機、全回転チュービング装置などの基礎工事用機械の開発を行っております。当連結会計年度の主な成果として、脱炭素社会に向けた電動杭打機の開発、安全性向上と労働力不足を見据えたICT活用に関する開発が挙げられます。 p.19

建設機械事業に係る研究開発費は、655百万円です。 p.19

(3)輸送用機器・鉄構事業 p.19

輸機・インフラ本部が中心となり、化工機、産業車両等の輸送用機器の開発、道路橋、鉄道橋などの鋼構造物の開発を行っております。当連結会計年度の主な成果として、省人化ニーズに対応した大型自走式キャリヤ向け自動搬送システム(N-SEMAC)の実用化、橋梁における現場施工の効率化・省人化に関する技術の開発が挙げられます。 p.19

輸送用機器・鉄構事業に係る研究開発費は、44百万円です。 p.19

(4)エンジニアリング事業 p.19

エンジニアリング本部が中心となり、鉄道用機械設備、営農施設関連の開発を行っております。当連結会計年度の主な成果として、鉄道用機械設備、営農施設関連ともにお客様の省人化ニーズに対応した自動化に関する開発が挙げられます。 p.19

エンジニアリング事業に係る研究開発費は、48百万円です。 p.19

第一部 第2 事業の状況 6EDINETで原文を開く → p.19

設備投資等の概要

当連結会計年度において実施しました設備投資の総額は4,292百万円でした。主なものとして、社員寮の新築や鉄道車両事業におけるFSW装置の改修及び車両散水試験装置の更新などがあり、各製作所の生産能力維持・向上のための設備更新を実施しました。 p.20

鉄道車両事業は、生産設備の維持・更新と生産能力の確保に1,172百万円の投資を行いました。 p.20

建設機械事業は、生産設備の更新等に1,108百万円の投資を行いました。 p.20

輸送用機器・鉄構事業は、衣浦製作所設備の更新を中心に391百万円の投資を行いました。 p.20

エンジニアリング事業は、11百万円の投資を行いました。 p.20

所要資金については、いずれの投資も自己資金を充当したため、新たな資金の借入は行っておりません。 p.20

当社は、2017年4月に豊川製作所、鳴海製作所、衣浦製作所の工場資産を当社の親会社(東海旅客鉄道㈱)へ譲渡しました。当該取引は、当社の親会社との取引であり、かつ、譲渡した工場資産は譲渡後も親会社との間で賃貸借契約を締結して当社が従前どおり工場として使用を継続しているため、これら工場資産の「土地」及び「建物及び構築物」については売買処理を行っておらず、有形固定資産に計上しております。なお、当該取引はファイナンス・リース取引には該当しないため、工場資産の譲渡価額は長期借入金に計上しております。また、譲渡した工場資産に係る設備投資についても「建物及び構築物」、「機械装置及び運搬具」及び「その他」に計上するとともに、設備投資額の一部を長期借入金に計上しております。なお、譲渡資産のうち、2023年3月に豊川製作所を親会社から買い戻したことにより、長期借入金が減少しました。これによる有形固定資産計上額への影響はありません。 p.20

この会計処理に係る当連結会計年度の支払額は69百万円(建設機械事業12百万円、輸送用機器・鉄構事業56百万円)です。 p.20

第一部 第3 設備の状況 1EDINETで原文を開く → p.20

企業データ

このページに載っている件数

業績指標34指標 × 5期
沿革44件
大株主10名
役員11名
開示の記述5章、約7,166字
関係会社7社
適時開示未取得(TDnet)
知的財産未取得(特許庁)
公共調達未取得(調達ポータル)
このデータをAIで使うMCP対応クライアント(Claude、Cursor など)から、この会社の業績指標・沿革・役員・開示の記述を構造化データで取得できるようにする予定です。
接続方法(準備中)

同業

輸送用機器東証33業種

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