事業の内容
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社20社及び関連会社11社で構成され、自動車部品及びそれに伴う金型、機械機具等の製造、販売を行う自動車部品関連事業を主な事業内容としております。また、これに関連する研究開発活動を展開しております。当社と継続的で緊密な事業上の関係にある本田技研工業株式会社は主要な得意先であります。 p.6
当社グループの事業に係る系統図は、次のとおりであります。 p.6
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社20社及び関連会社11社で構成され、自動車部品及びそれに伴う金型、機械機具等の製造、販売を行う自動車部品関連事業を主な事業内容としております。また、これに関連する研究開発活動を展開しております。当社と継続的で緊密な事業上の関係にある本田技研工業株式会社は主要な得意先であります。 p.6
当社グループの事業に係る系統図は、次のとおりであります。 p.6
連結 17指標単体 17指標5期出所: 有価証券報告書 2026年3月期「主要な経営指標等の推移」 p.2–3
| 指標 | 直近 | 前期比 | 5期 CAGR | 推移 (古 → 新) | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 百万円 | 291,866 2026年3月期 | -3.0% | +11.1% | p.2 | |
| 経常利益 百万円 | 7,495 2026年3月期 | +146.0% | +55.2% | p.2 | |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失 百万円 | 4,726 2026年3月期 | +168.2% | +118.1% | p.2 | |
| 包括利益 百万円 | 8,193 2026年3月期 | +224.7% | +5.3% | p.2 | |
| 純資産額 百万円 | 71,687 2026年3月期 | +11.6% | +4.3% | p.2 | |
| 総資産額 百万円 | 182,636 2026年3月期 | +2.9% | +3.2% | p.2 | |
| 1株当たり純資産額 円 | 3,129.7 2026年3月期 | +12.8% | +6.6% | p.2 | |
| 1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失 円 | 254.5 2026年3月期 | +168.2% | +118.0% | p.2 | |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 円 | - 2026年3月期 | - | - | p.2 | |
| 自己資本比率 % | 31.8 2026年3月期 | +9.7% | +3.2% | p.2 | |
| 自己資本利益率 % | 8.6 2026年3月期 | - | +103.6% | p.2 | |
| 株価収益率 倍 | 2.7 2026年3月期 | - | -51.4% | p.2 | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー 百万円 | 20,533 2026年3月期 | +39.1% | +83.9% | p.2 | |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー 百万円 | -9,683 2026年3月期 | -23.0% | - | p.2 | |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー 百万円 | -6,943 2026年3月期 | -21.2% | - | p.2 | |
| 現金及び現金同等物の期末残高 百万円 | 18,620 2026年3月期 | +30.6% | +75.1% | p.2 | |
| 従業員数 人 | 7,300 2026年3月期 | -3.5% | -0.9% | p.2 |
| 指標 | 直近 | 前期比 | 5期 CAGR | 推移 (古 → 新) | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 百万円 | 35,498 2026年3月期 | +2.0% | +1.7% | p.3 | |
| 経常利益 百万円 | 1,972 2026年3月期 | +265.9% | -16.2% | p.3 | |
| 当期純利益又は当期純損失 百万円 | 1,304 2026年3月期 | +338.0% | -21.9% | p.3 | |
| 資本金 百万円 | 6,790 2026年3月期 | +0.0% | +0.0% | p.3 | |
| 発行済株式総数 千株 | 18,712 2026年3月期 | +0.0% | +0.0% | p.3 | |
| 純資産額 百万円 | 24,942 2026年3月期 | +3.7% | -1.6% | p.3 | |
| 総資産額 百万円 | 61,640 2026年3月期 | -4.6% | +2.2% | p.3 | |
| 1株当たり純資産額 円 | 1,340.8 2026年3月期 | +3.7% | -1.6% | p.3 | |
| 1株当たり配当額 円 | 24.00 2026年3月期 | +20.0% | +24.5% | p.3 | |
| 1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失 円 | 70.11 2026年3月期 | +337.7% | -21.8% | p.3 | |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 円 | - 2026年3月期 | - | - | p.3 | |
| 自己資本比率 % | 40.5 2026年3月期 | +8.9% | -3.8% | p.3 | |
| 自己資本利益率 % | 5.3 2026年3月期 | - | -21.6% | p.3 | |
| 株価収益率 倍 | 9.8 2026年3月期 | - | +35.6% | p.3 | |
| 配当性向 % | 34.2 2026年3月期 | - | +59.4% | p.3 | |
| 従業員数 人 | 742 2026年3月期 | +0.5% | -1.1% | p.3 | |
| 株主総利回り % | 104.1 2026年3月期 | +27.6% | +8.9% | p.3 |
66件出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.4–5
上位10名出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.35
| # | 株主名 | 所有株式数(千株) | 持株比率 | 出所 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 本田技研工業株式会社 | 2,551 | 13.63% | p.35 |
| 2 | 福田秋秀 | 891 | 4.76% | p.35 |
| 3 | 公益財団法人エフテック奨学財団 | 800 | 4.27% | p.35 |
| 4 | 株式会社埼玉りそな銀行 | 429 | 2.29% | p.35 |
| 5 | BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH - PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT | 367 | 1.96% | p.35 |
| 6 | エフテック社員持株会 | 367 | 1.96% | p.35 |
| 7 | 福田順子 | 360 | 1.92% | p.35 |
| 8 | 株式会社SBI証券 | 350 | 1.87% | p.35 |
| 9 | 住友商事株式会社 | 347 | 1.85% | p.35 |
| 10 | 有限会社フクダ興産 | 339 | 1.81% | p.35 |
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9名男性8名 女性1名2026年6月24日現在出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.48–52
出所: 有価証券報告書 2026年3月期「従業員の状況」 p.68 ほか
出所: 有価証券報告書 2026年3月期 の該当章をそのまま掲載
文中においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものです。 p.9
(1) 会社の経営方針 p.9
当社は、自立した個人を重んじ、和を尊び、協力を旨とする“人間尊重”、失敗を恐れず困難な道を選択する “チャレンジ精神”、“環境・地域社会、株主・従業員との共生”を基本理念としております。優れた技術力に基づく最適な商品を開発し、優良な品質の製品を最少エネルギーで高効率生産することで、世界中のお客様へ適正な価格で最大の価値を提供することを使命としております。 p.9
こうした企業活動を推進することで、「わたしたちは世界的視野に立ち、高い志と誠をもって価値を創造し、国家社会に貢献すると共に豊かな未来を築く事に全力を尽くす。」との社是を実践し、世界中のお客様からの顧客満足度No.1の評価を得るとともに、地域社会からその存在を期待される企業となるよう努めております。 p.9
(2) 中長期的な会社の経営戦略 p.9
第15次中期経営計画では全社方針を「稼ぐ力を向上させ持続的に成長し社会に貢献する」と定めました。エフテックファミリー全体で「Back to Basics」「Challenge for New」を土台に事業基盤をしっかり固め、将来の持続的成長に向けた活動に取り組んでいきます。具体的な取り組みは以下のとおりです。 p.9
<Back to Basics> p.9
① 稼ぐ力の強化 p.9
モノづくりの本質追求から稼ぐ力を強化し、収益の向上へとつなげてまいります。 p.9
② 財務体質の健全化 p.9
海外子会社に向けた経営モニタリング機能強化により、財務体質を健全化してまいります。 p.9
<Challenge for New> p.9
① 戦略的な成長ビジネス機会の追求 p.9
インドへの経営リソース集中により、成長市場での利益の最大化につなげてまいります。 p.9
② サステナビリティ経営の構築 p.9
ESG経営の取り組みを通じて企業価値を向上させていきます。方針を策定し、サステナビリティの具現化に向けて組織的に推進してまいります。 p.9
(3) 事業の経過及び成果 p.9
当連結会計年度における世界経済は、米国新政権の政策動向による影響など、先行きは極めて不透明な状況が続きました。自動車業界においては、米国新政権が保護主義的な関税政策やEV普及策の撤回を進めており、主要得意先が特に北米でのEV戦略を大幅に軌道修正する動きがみられました。中国や東南アジアでは、中国系EVメーカーの勢いが継続しており、日・欧米系メーカーの販売不振が続きました。業界情勢の今後の動きは不透明であり、先行きの予測は極めて難しく、不確実な市場環境となっております。 p.9
こうした事業環境下、当社グループは、第15次中期経営計画の全社方針に沿い、「原価低減活動の徹底」と「売価改定交渉」の2つのアプローチを攻めの姿勢で取り組みました。米国などの課題拠点は生産効率等の改善を継続するとともに、各種コストの負担増について価格転嫁を強力に進めてまいりました。 p.9
(4) 対処すべき課題 p.10
① 短期的な課題 p.10
2025年度における世界経済は、ウクライナ情勢の更なる長期化に加え中東情勢の緊迫化による資源・エネルギー価格の高止まり、欧米の金融引締めや中国経済の減速など、先行きは極めて不透明な状況が継続しております。 p.10
当社が事業を営む自動車業界においては、中国、アジア市場における日系自動車メーカーのEV化の出遅れによる中国資本自動車メーカーの台頭、また欧米でのEV市場の鈍化による主要得意先の政策変更なども加わり、地域毎に尚一層の事業環境の多様化・複雑化に直面しております。 p.10
このような市場環境下、当社グループは2026年4月より第16次中期経営計画をスタートさせました。 p.10
「変化への対応力を磨き持続的に企業価値を高める」を合言葉に、「Back to Basics」と「Challenge for New」の基本方針の下、「稼ぐ力の向上による財務健全化」から企業体力の強靭化につなげ、「持続的成長のための基盤づくり」を通し、成長機会を追求することで全社一丸となって、不確実な事業環境を勝ち抜いてまいります。 p.10
以下の事項を当社の企業価値向上に直結する重要なテーマと掲げ、中長期的な事業運営につなげてまいります。 p.10
・財務ガバナンス強化に向けた運営体制の強化 p.10
・経営戦略を実現する人財育成システムの構築 p.10
・多様な人財の挑戦や働きがい向上を支援する制度・環境整備 p.10
・成長市場への現地R&D体制の強化 p.10
・新規受注、拡販と価格転嫁の両輪を回せる体制 p.10
・生産現場、間接部門のDX化 p.10
・非財務情報の開示力向上やリスク管理強化 p.10
② 中長期的な課題 p.11
[自動車産業を巡る変化] p.11
(市場) p.11
日本においては少子高齢化、人口減少に伴い国内市場が縮小し、新車販売台数の減少が続いています。一方、海外では、中国市場は独自の進化を続けており、多様なお客様への対応力が課題になります。安定的に高い需要が見込まれる北米と今後更なる市場の成長が期待されるインドでは、それぞれの市場ニーズを的確に把握し、新たな成長戦略の立案と事業展開を適切に行うことで、変化への対応力を磨いてまいります。 p.11
(サステナビリティ) p.11
カーボンフリーなサステナブル社会の実現は、自動車産業を取り巻く事業環境が大きく変化する中においても、世界的に不可逆な潮流であり、当社グループの中長期的な成長と企業価値向上に直結する重要な経営課題です。当社グループは、足廻り機能領域の専門メーカーとして安全・品質を基軸とした価値提供を行うとともに、環境・人権・ガバナンスを含む持続可能性への取り組みのなか、特定したマテリアリティと価値創造プロセスに基づき、当社グループの持続的な企業価値向上の実現に向けて取り組んでまいります。 p.11
(人的資本) p.11
企業がサステナビリティ経営を推進するうえで、従業員一人ひとりの働きがいと成長を支える環境づくりは、企業価値向上の基盤となる重要な取り組みです。当社グループは、創業以来の理念である「Respecting People(人間尊重)」を人財戦略の中核に据え、グローバルで約8,900名を超える従業員が国籍・性別・年齢を問わず、それぞれの強みを発揮できる職場環境の整備に努めてまいります。 p.11
昨年度より、従来の女性活躍推進を発展させ、全従業員を対象とした全社横断的なウェルビーイング向上活動「WWTⅡ(ウェルビーイングワーキングチームセカンド)」を推進し、従業員一人ひとりが「この会社にいてよかった」と感じられる職場づくりを目指し、プロフェッショナリズムとオーナーシップを持って活躍できる企業文化の醸成に取り組んでまいります。 p.11
[当社グループの中長期的な取り組み] p.12
変化への対応力を磨き持続的に企業価値を高めるため、以下の事項を積極的に推進してまいります。 p.12
・各極の市場動向変化に対応した拡販のための営業・開発競争力の強化 p.12
・日本の生産技術力と現場管理力の更なる進化と海外拠点への伝承 p.12
・海外拠点のモノづくり力(安全・品質・コスト・納期)の強化と稼ぐ力の向上 p.12
・インド事業への経営リソースの投入強化 p.12
・カーボンニュートラルへの具体的取り組みの推進 p.12
・ESG重要課題への継続的取り組み p.12
・人的投資による人財育成強化と有効的な配置への取り組み p.12
[当社の長期ビジョン] p.12
当社グループは、世界中のお客様にご満足いただける最上の価値を提供し、「足廻り機能領域の専門メーカーとして世界No.1を目指す」ために進化を続けてまいります。 p.12
「足廻り機能領域」とは、当社グループが得意とする「サブフレーム」、「サスペンション」、「ペダル」の3つのコア領域のことを指し、まさに当社グループのアイデンティティを表しています。 p.12
また、当社グループが目指す「世界No.1」とは、売り上げ規模ではなく、社員全員が「モノづくりの本質」を誰にも負けないと自信を持って言えるまで追求することであり、最終的にはお客様の評価によって決まるものと考えています。 p.12
当社グループは、「高品質な製品を安全に、高効率、最少エネルギーで生産し、企業努力をしっかり反映させたコストレベルで、お客様にオンタイムで供給する」との「モノづくりの本質」を追求することで、お客様の評価「世界No.1」を目指すべく、以下の5項目を徹底的に追求してまいります。 p.12
1. お客様から最高評価獲得 :品質、コスト、納期、マネージメントのすべての領域においてお客様から最高の評価を獲得します。 p.12
2. 新価値提供 :お客様が求める以上の価値を他社にはない形で提供します。 p.12
3. 新技術開発 :新たな発想、新たなアプローチから生まれるアイデアを駆使し、独自の技術を世界に展開します。 p.12
4. ネットワーク構築 :他専門メーカー様と知見を共有する協業ネットワークを拡充し、互いの専門性を融合させることで、新たな価値提案を行います。 p.12
5. 収益力強化 :「モノづくりの本質追求」で既存事業の盤石化を図るとともに、新たな成長機会への投資を的確に実行できるよう収益力を高めてまいります。 p.12
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループが連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 p.21
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 p.21
なお、当社は当連結会計年度に新たにリスク管理委員会規程を制定し、これに基づく運用を開始するなど、リスク管理体制の整備・強化を進めております。また、当社国内部門を対象としてリスクアセスメントに関する調査を実施し、リスクの特定(洗い出し)及び優先度の整理を行い、その内容をリスク管理委員会において審議のうえ、取締役会に報告しております。これらの取り組みは、現時点では国内部門を対象として先行的に実施しているものであり、今後は当社グループ全体における取り組みの充実を図ってまいります。 p.21
リスクの項目 リスクの説明 リスクの対策 p.21
市場環境 当社グループは、グローバルな規模で自動車部品の製造、販売事業を展開しております。当社グループが事業展開しているこれらの国々の市場において経済の低迷や物価等の動向により、消費者の自動車に対する購買意欲が低下し、主要得意先の生産が減少した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、事業展開をしている世界各国の市場の動向を注視し、生産ライン設置、設備投資の判断や適正な要員配置・経費管理等の面で迅速かつ的確な対応が取れるように努めております。 p.21
得意先の集中 当社グループの主要得意先である本田技研工業株式会社及び同社関係会社への当事業年度の売上高シェアは64.3%となっており、同社グループの売上が減少する場合は、当社グループの事業、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、受注計画が計画どおり進捗せず想定外の失注が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、本田技研工業株式会社及び同社関係会社との取引の維持拡大に努めるとともに、同社以外の得意先との取引拡大に向けた営業活動を積極的に推進しております。 p.21
為替相場の変動 当社グループの海外における当事業年度の売上高シェアは90%(北米76%、アジア14%)であるため、外国為替相場の変動の影響を受ける可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、外貨建取引における為替相場の変動リスクに対して先物為替等を用いてリスクを縮小することに努めております。 p.21
特定の原材料及び 部品の外部事業者 への依存 当社グループは、多数の外部の取引先から原材料及び部品を購入しておりますが、製品の製造において使用するいくつかの部品・原材料については、一部の取引先に依存しております。これらの取引先に操業の停止やサプライチェーンの寸断等、予期せぬ事態が生じた場合は、当社グループの生産に影響を与え、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、事業、業績への影響を最小化するため、サプライチェーンの見直し及び強化を継続的に行っています。また、部品の供給状況についてモニタリングを行い、当社グループの生産等の事業活動に悪影響を与える可能性がある事象が発生した場合には、取引先と連携し速やかな対応を実施しています。 p.21
有利子負債依存 及び金利上昇 当社グループは、これまで事業拡大に必要な資金の多くを金融機関からの借入等により調達しており、有利子負債は比較的高い水準(2026年3月期68,954百万円、総資産比率37.8%)にあります。当社グループが事業活動を行う国、地域の金融市場に変化が生じ、金利が大きく上昇した場合は、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、社内各部門及びグループ子会社の事業計画、投資計画及び資金計画を横断的にモニタリングするとともに、当社の借入及び当社グループ子会社の債務保証(当社によるグループ子会社の借入の親会社保証)にあたっては、当社取締役会の承認を得ることを前提条件としています。 p.21
リスクの項目 リスクの説明 リスクの対策 p.21
設備停止による 影響 当社グループは、自然災害、停電又はその他の予期せぬ中断事象が生じ生産能力回復に長期間を要する場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、自然災害等の予期せぬ中断事象が生じた場合の製造ラインの中断リスクを最小化できるよう、設備の定期的な検査と予防保全点検を行っております。 p.21
製品の品質 当社グループは、予期せぬ事情で品質問題が発生した場合で、問題の重大性により法的責任やそれに起因する補償負担が生じたときは、当社グループの業績や企業イメージに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、グローバルで厳正な品質管理基準に基づいた品質管理体制を敷いて製品を製造しております。万一品質問題が発生した場合に備え、当社グループが事業を行う国、地域の基準や得意先との協議により決定されたプロセスに基づき、すみやかに対処できる体制を整備しています。 p.22
法規制等の影響 当社グループは、グローバルに事業展開をしていることから、労働法、独占禁止法、環境諸法令等、さまざまな法規制等の適用を受けておりますが、これらの法規制等に違反した場合は、法的責任を負う可能性があります。 当社グループは、事業活動を行う国、地域の法令を調査し、それぞれの法制度を遵守して、事業を適正に行っております。 p.22
知的財産権 当社グループは、独自開発技術等に関する知的財産権の取得を進める一方、第三者の所有する知的財産権を侵害しないよう取り組んでいますが、見解や解釈の相違等により第三者が知的財産権に関する訴訟等を当社グループに提起したり、第三者が当社グループの知的財産権を侵害したりする可能性があります。そのような事態が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、第三者の知的財産権を侵害しないよう、製品の設計開発及び新技術の研究開発に際しては先行調査を実施する等、十分な注意を払っております。また、継続的な他社製品の分析及び情報収集等によって第三者による模倣品や技術の模倣を監視し、当社グループの知的財産権の侵害抑止を図っております。さらに、営業秘密管理に関する従業員への社内教育や、退職者及び技術援助先と守秘義務にかかる契約を締結すること等により秘密情報管理を強化しております。 p.22
自然災害・戦争・テロ・ストライキ等の影響 当社グループは、グローバルな規模で事業を展開しておりますが、予期せぬ自然災害、戦争、テロ、ストライキ、紛争等の事象が発生した場合、原材料や部品の調達、生産、供給、販売等に遅延や停止が生じる可能性があります。同時に、自動車販売市場が縮小し、製品需要が減少に転じる可能性があります。こうした事象が起こり、長引く場合は、当社グループの事業、財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、自然災害、戦争、テロ、ストライキ、紛争等の事象が発生した場合に備え、当該事象の把握、対策の実施、当社事業への影響の最小化及び事業の早期復旧に向けた具体的な取り組みを定める「事業継続計画(BCP)」の整備を進めております。 p.22
固定資産の減損に 係るリスク 当社グループが保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等により収益性が低下し、減損損失が発生した場合、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、中期経営計画の当社の長期ビジョンとして「収益力強化」を掲げ、当社及びグループ子会社の業績を向上させるほか、各社の定期的なモニタリングによりリスクの早期把握に努めております。 p.22
リスクの項目 リスクの説明 リスクの対策 p.22
環境・気候変動に 関するリスク 近年、気候変動により発生頻度及び影響度が増大している自然災害は、調達、物流及びエネルギー供給網等を寸断し、当社グループの事業へ影響を与える可能性があります。現在、日本をはじめ世界各国が2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを表明しており、社会・経済の脱炭素化への流れが加速していますが、当社グループがこれらの脱炭素社会への移行リスクに適切に対応できなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、気候変動リスクへの対応を経営上の重要課題として位置づけており、当社のカーボンニュートラル基本方針では「私たちは、社会やお客さまとともに、モビリティ社会への貢献を通じて脱炭素社会の実現を目指します。」と宣言しています。長期目標として、2035年までに自社の製造領域で使用するCO2排出量(Scope1/2)に対して、カーボンニュートラルの実現を目指し、2050年までにはサプライチェーンを含めた事業全体のCO2排出量(Scope3)のネット・ゼロに挑戦します。具体的には、省エネ活動の徹底、高効率生産設備への更新、生産ラインの再編及び再生可能エネルギーの導入を加速させてまいります。 p.22
【リスク管理プロセス】 p.23
当社グループの研究開発部門は、顧客である自動車メーカーが求めるサスペンションやサブフレーム、ペダルの先進設計や先進技術を先駆けて提案し、厳しい競争の中でも確実に受注が実現できるよう日々強力に推進しております。 p.29
当連結会計年度においては、当社の強みであるCAE技術を進化させた最適化設計で、ホンダ「N-ONE e:」、ゼネラルモーターズの大型SUVのサブフレームやサスペンション等で大幅な軽量化や低コスト化、生産性向上を実現しました。また、日本をはじめ、北米、中国、フィリピンの研究開発部門が連携することにより、欧米系の自動車メーカーをはじめ新興EVメーカーからの受注や、新たな開発案件も順調に増加しております。より進化した受注活動を展開し、大幅軽量化、確実な機能や性能の見極め、スピード感を持った仕様提案、さらに安定立ち上げに向け開発を推進しております。 p.29
開発本部基本方針として「グローバルR&Dの英知の連鎖で新たなモビリティー社会のシャーシシステム開発メーカーになり、競合他社に圧倒的な軽量化とCostで差別化する」ことを推進しております。従来の単体部品の開発のみならずシステムとして最適な開発を目指し、更なる軽量化とコスト低減を目標に、グローバルな開発拠点で連携し、広い視野で開発に取り組んでおります。次世代デジタルモビリティに向けた更なる軽量化対応として、独自な視点で関連サプライヤー及び協力メーカーと連携し、高ハイテン化・モジュール領域での最適構造化や新たな技術要素へも取り組んでおります。 p.29
当連結会計年度における研究開発費は、一般管理費に計上した2,986百万円であり、地域別セグメントでは日本1,162百万円、北米1,420百万円、アジア403百万円となりました。 p.29
当連結会計年度の設備投資につきましては、新機種の投入や体質強化及び合理化等を中心に11,306百万円実施しております。なお、上記金額には無形固定資産への投資が含まれております。 p.30
そのセグメント別の概要は以下のとおりであります。 p.30
(単位:百万円) p.30
セグメントの名称 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) p.30
日本 2,031 p.30
北米 7,963 p.30
アジア 1,572 p.30
小計 11,567 p.30
調整額 △260 p.30
合計 11,306 p.30
なお、当連結会計年度において生産に影響を及ぼす重要な設備の除却、売却はありません。 p.30
このページに載っている件数
| 業績指標 | 34指標 × 5期 |
| 沿革 | 66件 |
| 大株主 | 10名 |
| 役員 | 9名 |
| 開示の記述 | 5章、約8,653字 |
| 関係会社 | 31社 |
| 適時開示 | 未取得(TDnet) |
| 知的財産 | 未取得(特許庁) |
| 公共調達 | 未取得(調達ポータル) |
輸送用機器東証33業種
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