Kigyoroku
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業種›輸送用機器›イクヨ
イクヨ

イクヨ 7273

東京都港区に本社を置く自動車部品の製造販売会社。p.51947年設立。2026年3月期の売上高 301億円。

輸送用機器自動車・輸送機配当あり

企業概要

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.1国税庁

企業名
株式会社イクヨ(IKUYO CO.,LTD.)p.1
法人番号
9021001023731 国税庁
設立
1947年5月(自動車窓用ゴムの製造及び販売を目的として、東京都中央区に㈱イクヨ商会設立、資本金)p.4
資本金
4,749 百万円p.3
代表者
代表取締役社長 孫峰p.1
本店
東京都港区赤坂四丁目9番25号 (2026年4月1日から本店所在地 神奈川県厚木市上依知3019番地が上記のように移転しております。)p.1
電話番号
03-5843-0808p.1
業種
輸送用機器(東証33業種)JPX
決算期
3月日本基準p.1
監査法人
あおい監査法人p.36
従業員数
337人(連結)p.2160人(単体)p.3
関係会社
子会社5社、関連会社・共同支配企業-社p.5
URL

上場企業情報

出所: JPX 銘柄情報有価証券報告書 2026年3月期 p.1

証券コード
7273JPX
市場区分
東証スタンダードJPX
33業種
17業種
自動車・輸送機JPX
規模区分
EDINETコード
E02226p.1
上場
1997年3月p.4
発行済株式総数
29,385 千株p.3
直近の有報
2026年3月期(提出 2026年6月26日)p.1
配当
33.00円配当性向 33.1%p.3
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事業の内容

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.5–6

事業の内容

当社グループは、当社、連結子会社5社(Kunshan VeriTech Automotive Systems Co.,Ltd、PT.IKUYO INDONESIA、他3社)及び非連結子会社11社(IKUYO VIETNAM CO., LTD、他10社)で構成され、自動車の装備品(以下、自動車部品という)の製造及び販売を主な内容とした事業活動を行っております。なお、IKUYO VIETNAM CO.,LTD、他10社については、業績に与える影響は乏しく、連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、重要性がないため非連結子会社としております。 p.5

また、当社は、2026年4月1日付で子会社のイクヨオートモーティブ株式会社との吸収分割により、純粋持株会社体制へ移行いたしました。これに伴い、当社は「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項」に規定される特定上場会社等に該当することになります。これにより、今後インサイダー取引規制における「重要事実」の軽微基準の判定については、連結ベースの数値に基づいて行われることとなります。 p.5

当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。 p.5

所在地 事業の内容 主要製品 p.5

日本 自動車部品 事業 自動車内装・外装 装備品、EV重機、建設機械 ドアトリム、フロアコンソール、ピラートリム、建設機械、ダイカスト品の製造・加工・販売及び輸出入等 p.5

インドネシア 自動車外装 装備品 ラジエターグリル、バンパー、サイドガーニッシュ等 p.5

ベトナム 自動車その他 試作品、自動車機能部品等 p.5

中国 自動車内燃機関 燃料パイプ、ガソリン微粒子フィルター(OPF)、ターボ充電システム等 p.5

[事業系統図]当社の事業系統図は、次のとおりであります。 p.6

(注)2026年3月31日現在の事業系統図を記載しております。なお、当社は、2026年4月1日付で子会社のイクヨオートモーティブ株式会社との吸収分割により、純粋持株会社体制へ移行しております。 p.6

第一部 第1 企業の概況 3 事業の内容EDINETで原文を開く → p.5–6

主な製品 p.5

自動車内装・外装 装備品EV重機建設機械

業績指標

連結 17指標単体 18指標5期出所: 有価証券報告書 2026年3月期「主要な経営指標等の推移」 p.2–3

連結(日本基準)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
30,144
2026年3月期
+70.0%+22.8%p.2
経常利益
百万円
167
2026年3月期
+396.6%-17.7%p.2
親会社株主に帰属する当期純利益
百万円
2,756
2026年3月期
+6088.2%+58.9%p.2
包括利益
百万円
3,628
2026年3月期
+1610.2%+70.8%p.2
純資産額
百万円
16,256
2026年3月期
+129.9%+35.4%p.2
総資産額
百万円
32,888
2026年3月期
+102.3%+31.0%p.2
1株当たり純資産額
円
455.9
2026年3月期
+14.4%+9.7%p.2
1株当たり当期純利益
円
108.0
2026年3月期
+3637.0%+39.7%p.2
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
92.14
2026年3月期
+3121.7%-p.2
自己資本比率
%
40.6
2026年3月期
-4.2%-1.4%p.2
自己資本利益率
%
27.3
2026年3月期
+3800.0%+30.5%p.2
株価収益率
倍
6.1
2026年3月期
-95.3%+7.0%p.2
営業活動によるキャッシュ・フロー
百万円
3,665
2026年3月期
+381.5%+16.5%p.2
投資活動によるキャッシュ・フロー
百万円
-4,857
2026年3月期
-348.4%-p.2
財務活動によるキャッシュ・フロー
百万円
3,822
2026年3月期
+2849.7%+162.2%p.2
現金及び現金同等物の期末残高
百万円
4,241
2026年3月期
+183.4%+16.8%p.2
従業員数
人
337
2026年3月期
+78.3%+14.4%p.2
単体の指標を見る単体の指標を閉じる

提出会社(単体)

指標直近前期比5期 CAGR推移 (古 → 新)出所
売上高
百万円
16,016
2026年3月期
+4.0%+6.9%p.3
経常利益又は経常損失
百万円
-632
2026年3月期
-569.3%-p.3
当期純利益
百万円
2,541
2026年3月期
+1671.8%+59.4%p.3
持分法を適用した場合の投資利益
百万円
-
2026年3月期
--p.3
資本金
百万円
4,749
2026年3月期
+78.6%+19.9%p.3
発行済株式総数
千株
29,385
2026年3月期
+1584.5%+109.1%p.3
純資産額
百万円
11,999
2026年3月期
+90.6%+26.8%p.3
総資産額
百万円
23,038
2026年3月期
+56.2%+21.1%p.3
1株当たり純資産額
円
409.7
2026年3月期
+15.0%+7.7%p.3
1株当たり配当額
円
33.00
2026年3月期
+10.0%+34.8%p.3
1株当たり当期純利益
円
99.57
2026年3月期
+969.5%+40.1%p.3
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
円
84.96
2026年3月期
+819.5%-p.3
自己資本比率
%
52.0
2026年3月期
+24.4%+4.7%p.3
自己資本利益率
%
20.9
2026年3月期
+808.7%+24.1%p.3
株価収益率
倍
6.6
2026年3月期
-83.5%+6.7%p.3
配当性向
%
33.1
2026年3月期
+2.8%+70.7%p.3
従業員数
人
160
2026年3月期
-5.3%-3.6%p.3
株主総利回り
%
595.4
2026年3月期
+83.2%+51.5%p.3
単位は指標名の下に記載。前期比は直近期と前期の差、5期 CAGR は5期(4年間)の年平均成長率。推移は各行の最小と最大で正規化した形で、色は前期比の符号。出所列の p.N は有価証券報告書の該当ページ。

沿革

45件出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.4

  1. 1947年5月自動車窓用ゴムの製造及び販売を目的として、東京都中央区に㈱イクヨ商会設立、資本金19万円 p.4
  2. 1951年9月東京都荒川区に荒川工場設置、自動車窓用ゴムの自社製造を開始 p.4
  3. 1953年1月イクヨ化学工業㈱に商号変更 p.4
  4. 1959年12月樹脂成形品生産開始 p.4
  5. 1962年1月東京都荒川区に本店を移転 p.4
  6. 1964年12月神奈川県厚木市に厚木工場を設置し、荒川工場を廃止 p.4
  7. 1969年2月岡山県倉敷市に水島工場(現 岡山工場)を設置 p.4
  8. 1969年6月富士金属塗工㈱を買収し、イクヨ塗工㈱に商号変更 p.4
  9. 1972年9月神奈川県厚木市に本店を移転 p.4
  10. 1974年4月㈱イクヨに商号変更 p.4
  11. 1977年10月愛知県安城市に岡崎工場(現 名古屋工場)を設置 p.4
  12. 1979年12月イクヨワークス㈱設立 p.4
  13. 1981年9月㈱イクヨトレーディング設立 p.4
  14. 1984年4月㈱アイケイモールド設立 p.4
  15. 1987年7月岡山県金光町に岡山工場を移転 p.4
  16. 1987年7月東京都渋谷区に本店を移転 p.4
  17. 1988年6月京都市下京区に京都営業所を設置 p.4
  18. 1989年7月広島市中区に広島営業所を設置 p.4
  19. 1989年8月愛知県半田市に名古屋工場を移転 p.4
  20. 1993年5月山口県光市に山口光工場を設置 p.4
  21. 1995年8月日本証券業協会に店頭登録 p.4
  22. 1996年8月イクヨアメリカコーポレーション設立 p.4
  23. 1996年8月ユーエスアイインコーポレイテッド設立 p.4
  24. 1997年3月東京証券取引所 市場第二部に上場 p.4
  25. 1997年7月愛知県半田市に名古屋第二工場を設置 p.4
  26. 1998年9月京都営業所を廃止 p.4
  27. 1999年9月厚木工場内にイクヨウッド工場を設置 p.4
  28. 2000年1月イクヨアメリカコーポレーションは、ユーエスアイインコーポレイテッドと合併 存続会社は、ユーエスアイインコーポレイテッド p.4
  29. 2001年4月イクヨワークス(株)及びイクヨ塗工(株)は、(株)イクヨと合併 存続会社は、(株)イクヨ p.4
  30. 2002年3月イクヨウッド工場を閉鎖 p.4
  31. 2007年8月神奈川県厚木市に本店を移転 p.4
  32. 2008年10月㈱イクヨトレーディングを吸収合併 p.4
  33. 2008年10月㈱イクヨ技術開発研究所設立 p.4
  34. 2009年10月㈱イクヨ技術開発研究所を吸収合併 p.4
  35. 2011年3月ユーエスアイインコーポレイテッドの全株式を売却 p.4
  36. 2011年5月山口光工場を閉鎖 p.4
  37. 2012年4月㈱アイケイモールドを吸収合併 p.4
  38. 2013年4月PT. IKUYO INDONESIA設立 p.4
  39. 2021年7月IKUYO VIETNAM CO., LTD設立 p.4
  40. 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行 p.4
  41. 2024年8月㈱イクヨトレーディング設立 p.4
  42. 2025年4月Kunshan Veritas Automotive Systems Co., Ltd.(現 Kunshan VeriTech Automotive Systems Co.,Ltd)の51%の株式を取得し連結子会社化 p.4
  43. 2025年5月㈱タマダイの全株式を取得し連結子会社化 p.4
  44. 2025年11月イクヨオートモーティブ㈱設立 p.4
  45. 2026年4月会社分割(吸収分割)により自動車部品事業等をイクヨオートモーティブ株式会社へ承継し、持株会社体制へ移行 p.4

大株主

上位10名出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.25

#株主名所有株式数(千株)持株比率出所
1日東株式会社12,51642.77%p.25
2BNP PARIBAS SINGAPORE/2SBNP PARIBAS SINGAPORE/2SVATE LIMITED6,60122.56%p.25
3DBS BANK LTD.70011,0013.42%p.25
4水野弘6842.34%p.25
5酒井宏修6302.15%p.25
6ヤイズボデー工業株式会社5701.95%p.25
7黄小雄3761.29%p.25
8株式会社紀文食品3061.05%p.25
9松井証券株式会社2600.89%p.25
10株式会社三井住友銀行2580.88%p.25
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持株比率は発行済株式(自己株式を除く)に対する割合。信託銀行の株式数は信託業務に係るもの。

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  • 大株主 上位10名
  • 役員 11名
  • 従業員・人的資本
  • 開示の記述 5章 全文
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役員

11名男性6名 女性5名2026年6月26日現在出所: 有価証券報告書 2026年3月期 p.33–34

  • 取締役社長孫峰代表取締役p.33
  • 取締役永久保真紀p.33
  • 取締役高橋里沙 戸籍上氏名:鈴木里沙p.33
  • 取締役塩見直子 戸籍上氏名:西直子p.33
  • 取締役坂田繁男p.33
  • 取締役槙原寛己p.33
  • 取締役水野梓 戸籍上氏名:千葉 あづさp.33
  • 取締役永岡悦美p.34
  • 常勤監査役松本博p.34
  • 監査役藤浪正暁p.34
  • 監査役高津稔p.34

従業員・人的資本

出所: 有価証券報告書 2026年3月期「従業員の状況」 p.43 ほか

連結従業員数
337 人
単体従業員数
160 人
平均年齢
41.2 歳
平均勤続年数
16.8 年
平均年間給与
6,839,000 円
女性管理職比率
- %
男性育児休業取得率
- %
男女賃金差異(全体)
- %
同(正社員)
- %
同(パート・有期)
- %
役員の女性比率
45 %(女性5名/11名)
自己資本比率(連結)
40.6 %
ROE(連結)
27.3 %
EPS
108.0 円
BPS
455.9 円
株主総利回り
595.4 %

セグメント別従業員数(連結)

セグメント従業員数(人)出所
自動車部品336p.42

開示の記述

出所: 有価証券報告書 2026年3月期 の該当章をそのまま掲載

経営方針、経営環境及び対処すべき課題等

当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 p.8

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 p.8

(1)経営方針 p.8

当社グループは、1947年の創業以来、軽量化技術や樹脂加工技術を強みとして自動車部品の製造・販売事業を展開してまいりました。社是である「和して合理主義に徹し、社業の発展を通じ、社会に貢献する」に基づき、ステークホルダーの皆様との信頼関係を礎に持続的な企業価値の向上を目指しております。 p.8

基本的な経営方針として、既存事業の安定・深化と新規領域への挑戦を両立させる「両輪経営」を掲げております。経営判断においては常に複数の選択肢を保持することでリスク管理を徹底し、変化に柔軟かつ迅速に対応してまいります。 p.8

2026年4月1日には、持株会社体制のもと、自動車部品事業の中核会社として「イクヨオートモーティブ株式会社」が発足いたしました。今後は同社を中心に製造技術や現場力を研ぎ澄ませ、グループ全体の効率的な組織運営を追求してまいります。 p.8

さらに、中長期的な成長に向けて「M&A」を重要な経営手段と位置付けております。対象企業の技術・人材・顧客基盤や組織風土を尊重した「友好的かつ相互尊重に基づく統合(PMI)」を大原則とし、ESG・地域共生型経営を推進してまいります。 p.8

(2)経営戦略等 p.8

① 中長期的な経営戦略(MVVの制定) p.8

環境変化に能動的に適応し、中長期的な指針を共有するため、2026年3月に新たな経営指針「Mission・Vision・Value(MVV)」を制定いたしました。これを中期経営計画の基本思想とし、戦略実行の羅針盤としてまいります。 p.8

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Mission(使命):確かな品質と技術力を磨き、社員の成長と挑戦を支え、社会に必要とされる価値を創造し続けます。 p.8

Vision(目指す姿):変化に適応し、モビリティを起点に技術と価値を進化させ、次世代産業を支えるグローバル企業となります。 p.8

Value(行動指針):「信頼を守り抜く」、「変革を生み出す」、「やり抜く組織」を共有し、実行力のある企業体質を築いてまいります。 p.8

② 成長戦略の主要な柱 p.8

持続的な成長に向け、以下の3つの施策を推進してまいります。 p.8

1. 主力事業(自動車部品事業)の競争力強化 p.8

サプライチェーン最適化:国内拠点(厚木、名古屋、岡山)と海外生産拠点(インドネシア、中国)を最大限活用し、安定供給とコスト競争力を強化してまいります。 p.8

技術革新への対応:CASE領域に対応した次世代自動車部品の研究開発を加速し、新素材・新技術を導入してまいります。 p.8

顧客基盤の拡大:多岐にわたるグローバル顧客との関係を強化し、新たな海外市場へ進出してまいります。 p.8

2. 新規事業の積極的な開発(事業の多角化) p.8

暗号資産・ステーブルコイン関連:国際的なB2B取引の決済多様化を目指し、ステーブルコイン決済プラットフォームの構築を進めております。また、暗号資産の運用・マイニング事業を推進してまいります。 p.8

環境貢献型事業:工場への太陽光発電等の導入による省エネ化を進めるほか、グリーンエネルギーの余剰電力を利用した国内マイニング事業を展開してまいります。 p.8

ロボット・水素事業:先端技術と融合したロボット事業(RaaS・ソリューション提案型)や、水素自転車をはじめとする水素ビジネスを加速させてまいります。 p.8

3. 各種アライアンスおよびM&Aの推進 p.8

オープンイノベーション:大学やスタートアップ等との連携による新技術の共同開発、およびB2B決済プラットフォームの共同開発を推進してまいります。 p.8

戦略的M&Aの活用:自動車部品領域に留まらず、EV・脱炭素・DX・ヘルスケア等の新規領域、国内外(アジア・欧米圏)の中堅・中小企業を対象に、事業拡大と技術獲得のためのM&Aを重要な成長エンジンとして展開してまいります。 p.8

(3)経営環境 p.8

当社グループの属する自動車業界においては、自動車メーカー各社において、CASE(コネクティッド、自動運転、シェアリング、電動化)、AIによる次世代自動車の普及などに向け進んでおり、自動車業界は全体として大きな変革期を迎えています。 p.9

このような経営環境のなか、当社グループは持続的な事業規模拡大のため、あらゆる課題に迅速に対応した事業活動を展開してまいります。 p.9

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 p.9

当社グループを取り巻く経営環境は、世界的なインフレに伴うコスト高の長期化や地政学的リスクによるサプライチェーンの脆弱性が顕在化する中、かつてない不透明性に直面しております。 p.9

自動車業界においても、国内のEVへの構造転換が加速しております。特に、軽自動車を中心としたEVの普及に加え、高度な自動運転技術の実装を見据えた車両知能化、およびソフトウェアが車両価値を規定するSDV(Software Defined Vehicle)化が急速に進展しています。これにより、自動車は「移動手段」から「AIとセンサーが高度に融合した動くITデバイス」へと変貌を遂げる「100年に一度」の激動期にあります。 p.9

このような激動の時代において、当社グループは経営理念(MVV)を羅針盤とし、長年培った確かな品質と技術力という「信頼」を守り抜きながら、自ら「変革」を生み出すことで、次世代産業を支えるグローバル企業を目指してまいります。 p.9

現在、当社グループは主力事業である自動車部品事業の競争力強化に加え、Web3(暗号資産・決済プラットフォーム)、ロボティクス、水素エネルギーといった、持続可能な社会に貢献する新たな成長領域への挑戦を本格化させております。特に、2026年4月1日を効力発生日とする持株会社体制への移行を機に、グループ経営機能と事業執行機能を分離し、経営戦略の高度化を図ります。さらに、事業会社となるイクヨオートモーティブ株式会社の米国資本市場における上場準備を開始し、グローバルな資金調達と高度人財の確保を通じて、成長を加速させてまいります。 p.9

これら複合的な課題に対し、社員一人ひとりの成長を支える「やり抜く組織」の実行力を結集し、以下の項目に機動的かつ戦略的に取り組んでまいります。 p.9

① 品質管理の徹底 p.9

当社グループは、開発・設計段階から製造・出荷に至るまで、全工程での厳格な品質管理体制を構築・運用しており、継続的な改善活動や標準化の推進、品質教育の徹底を通じて、品質向上に取り組んでおります。全従業員が品質に対する意識をさらに高めることで、不具合ゼロ・クレームゼロを目指してまいります。 p.9

② 顧客満足度の強化 p.9

当社グループは、顧客の声に迅速かつ的確に対応する体制の整備、品質・納期・コストの面での一層の競争力強化、ならびに技術的提案力の向上を通じて、顧客からの信頼と満足度の向上に努めてまいります。また、グローバル市場においても、各地域・各顧客の特性に応じた最適なソリューションを提供することにより、長期的かつ安定的な取引関係の構築を推進してまいります。 p.9

③ 次世代モビリティへの対応と技術革新の加速 p.9

当社グループの基幹事業である自動車部品事業において、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)領域の進化に伴うニーズの変化を的確に捉えることが最重要課題です。長年培った設計・製造技術を基に、「軽量化」「高効率化」「高機能化」を実現する新素材・新技術の導入を加速させます。また、東アジア・欧米を含むグローバルな顧客基盤の拡大に合わせ、各地域のニーズに即したR&D体制の強化と、オープンイノベーションによる外部知見の取り込みを推進し、競争優位性を確立いたします。 p.9

④ グローバル・サプライチェーンの高度化と収益構造の強靭化 p.9

地産地消体制を基盤とし、拠点間のシナジー最大化による収益性向上を図ります。具体的には、高い収益力を誇る中国子会社の先進的な生産技術を日本を含む各拠点へ水平展開し、グループ全体の生産効率を抜本的に強化します。また、中国子会社製品の日本市場における展開・販売を検討し、拠点の強みを相互活用する「双方向のグローバル戦略」により、強靭な収益構造を構築してまいります。 p.9

⑤ 既存事業と新規事業を支える人財の育成 p.9

急激な事業構造の変化に対応するため、従来の技術継承に加え、「変革を生み出す」人財の育成を急務と認識しております。自動車部品の専門性に加え、デジタル技術(DX)や環境技術に精通した人財の確保・育成を推進します。社員一人ひとりが挑戦し続けられる人事制度の整備と、ダイバーシティ&インクルージョンの推進により、グローバルで成果を出し続ける「やり抜く組織」を構築いたします。 p.9

⑥ 新規事業(Web3・ロボティクス・環境)の早期収益化 p.9

持続的な企業価値向上のため、主力事業以外の新たな収益柱を早期に確立いたします。 p.9

・決済プラットフォーム:ステーブルコインを活用したB2B決済プラットフォームの構築と、余剰電力を活用したマイニング事業の展開。 p.9

・ロボティクス:RaaS(サービス提供型)モデルによる社会課題解決型ビジネスの展開。 p.9

・水素事業:水素自転車を起点とした、脱炭素社会に貢献する水素活用のビジネス化。 p.9

これら先端分野において、戦略的アライアンスやM&Aを積極的に活用し、スピード感を持って事業化を推進いたします。 p.10

⑦ サステナビリティ経営の実践とグリーンエネルギーの活用 p.10

岡山・名古屋工場を中心とした太陽光発電の導入等、再生可能エネルギーの自家消費率を向上させます。また、グリーンエネルギーの余剰分をマイニング事業へ充当する「循環型ビジネスモデル」を確立し、環境負荷低減と収益確保の両立を図ります。脱炭素化(カーボンニュートラル)への対応を、リスクではなく新たな事業機会と捉え、サステナブルな企業体質への転換を急ぎます。 p.10

⑧ 戦略的アライアンスとM&A実行力の強化 p.10

自社単独の経営資源に依存せず、大学・スタートアップ・異業種企業とのオープンイノベーションを常態化させます。特に自動運転技術、決済プラットフォーム及びロボティクス等の新領域において、法規制対応やシステム開発を共に行うパートナーシップを迅速に構築する体制を整えます。また、投資先とのシナジーを最大化させるためのPMI(買収後の統合プロセス)能力を高め、グループ全体の機動力を向上させます。 p.10

⑨ 持株会社体制への移行とグループガバナンスの最適化 p.10

持株会社体制への移行に伴い、グループ経営機能と事業執行機能を分離し、経営戦略の高度化を図ります。持株会社が資本政策や資源配分に集中する一方で、事業子会社が自律的かつ機動的に事業を遂行できる体制を整備します。また、グループ全体のコンプライアンスおよびリスク管理体制を再構築し、企業価値最大化に向けた高度なガバナンスを実践いたします。 p.10

⑩ 米国上場に向けたグローバル基準の経営基盤構築 p.10

イクヨオートモーティブ株式会社の米国上場を実現するため、グローバルな会計基準への対応、内部統制の強化、および適時開示体制の整備を急務として取り組みます。米国投資家からの高い関心を集めるEV・自動運転分野における事業成長を可視化し、適切な企業価値評価を獲得します。あわせて、米国上場企業に相応しい高度な専門性を持つ人財を積極的に採用・育成し、組織基盤の抜本的な強化を図ります。 p.10

⑪ 新工場への移転と生産体制の刷新 p.10

当社グループは、経営基盤の抜本的な強化に向け、2028年9月の移転完了を目指した新工場の設置を最優先課題として取り組んでおります。当初予定の用地取得状況を踏まえ、現在は顧客近接エリアでの最適な代替地の選定を迅速に進めてまいります。本移転を機に、大型射出成形機の電動化や塗装ラインの自動化といった最新鋭設備の導入を推進し、生産効率の向上とカーボンニュートラルへの対応を両立した筋肉質な生産基盤を構築いたします。移転期間中においても、グループ全体での生産補完体制を整え、製品の安定供給とリスク管理を徹底することで、着実な計画遂行と中長期的な企業価値の向上に邁進してまいります。 p.10

第一部 第2 事業の状況 1EDINETで原文を開く → p.8–10

事業等のリスク

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性のあると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 p.12

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 p.12

①国内外の経済情勢及び社会情勢の影響について p.12

当社グループは、主に国内での事業活動を行っておりますが、主要な市場である国内及び国外の景気変動や社会情勢等の影響を受けるため、当社グループの関連市場における国内外の景気後退は、当社の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 p.12

したがいまして、当社グループの取引先または取引先のエンド・ユーザーの所在する国または地域において、法制や税制の変更、政治・経済情勢の変化、インフラの未整備、人材確保の困難性、戦争・内乱・テロ等の非常事態、感染症の流行等といったリスクが内在しており、当該リスクが発生した場合には、当社グループの生産活動に支障を来し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

②特定の取引先への依存について p.12

当社グループは、自動車部品の製造及び販売を主な内容とした事業活動を行っております。当社グループの主要な販売先は、三菱自動車工業株式会社であります。同社は、当社グループの売上実績に対する依存度が約2割となっております。その他の完成車メーカーなど、製品の納入先を多様化するよう努めてまいりますが、同社への依存度が高いことから同社との取引が大幅に減少することにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

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③製品の原価変動の影響について p.12

当社グループは、国内外の複数の取引先から原材料、半製品等を購入しております。調達する原材料等の購入価格は市況変動の影響を受け、原油関連製品価格の上昇に伴い、仕入価格が上昇する可能性があります。これに対して、販売価格については、製造工程における原価低減に努めておりますが、これら原材料等の価格上昇を製品の販売価格に十分に反映出来ない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

④自然災害、感染症、事故等の影響について p.12

当社グループは、事業を展開する国または地域において、製造拠点等の設備を有しております。当該各地の生産・販売拠点における地域で大規模な地震・台風・洪水等の自然災害、感染症の大流行、火災等の事故が発生した場合、事業活動が中断または停滞することにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

⑤人材の確保・育成について p.12

当社グループは、今後の成長を実現していくためには、営業・技術・経営管理等の各方面において優秀な人材を確保・育成していくことが重要な課題と認識しており、必要な施策を実施しております。しかしながら、これらの適切な人材が十分に確保・育成ができない場合、長期的な視点から、当社グループの事業展開や業績に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

⑥事業を取り巻く環境の変化について p.12

当社グループは、事業の遂行にあたって景気等の経済状態による消費動向が大きく影響を及ぼす可能性があります。世界同時不況による消費不振や需要減退等が起こった場合は、当社グループの業績・財政状態に悪影響を及ぼすリスクが考えられます。また、日本国内の人口減少や少子高齢化の進行は、長期的には当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

⑦法規制等の影響について p.12

当社グループは、事業活動を行う上で、環境法令の適用を受けております。法令または公的規制等の重要な変更等により多額の費用が生じる場合などは、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 p.12

⑧地政学に関するリスクについて p.12

当社グループにおいては、予期しえない政治的または経済的なリスクによる、半導体不足などの影響による自動車メーカー各社の減産等により、製品売上高減少の影響を及ぼす可能性があります。この場合、当社グループの生産活動に支障を来し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があります。 p.12

第一部 第2 事業の状況 3EDINETで原文を開く → p.12

研究開発活動

当社グループは、樹脂射出成形製品の総合メーカーとして、市場の動向やニーズを迅速かつ的確に捉え、タイムリーに製品価値を提供できる提案型企業を目指しています。そのため自動車、材料メーカー等との情報交換や学協会等との技術交流に力を入れております。また、スピーディな技術開発を進めるべく、社外ネットワークの構築と社内開発体制強化に取り組んでおります。 p.17

なお、当連結会計年度における研究開発費は347百万円であり、以下のような商品価値を高める、競争力の高い新技術開発に取り組んでおります。 p.17

1.軽量化への取組み p.17

・樹脂成形技術の高度化による自動車内外装部品の軽量化 p.17

・金属部品の材料置換 p.17

2.高付加価値塗装技術への取組み p.17

・メッキ代替塗装の開発 p.17

・高鮮鋭性塗料の開発 p.17

3.次世代商品への取組み p.17

・CASE対応 機能性樹脂部材の開発 p.17

特にセンサー関連(C)、自動運転(A)関連 p.17

第一部 第2 事業の状況 6EDINETで原文を開く → p.17

設備投資等の概要

当社グループは、技術開発力や販売競争力の強化をはかるとともに、長期的に成長が期待できる製品分野及び研究開発分野に重点を置き、合わせて省力化、合理化及び製品の信頼性向上のための投資を行い、当連結会計年度は、小型車SUV及び大・中型トラック等による総金型検治具等投資額は460百万円等、全体で2,805百万円の設備投資を実施いたしました。 p.18

第一部 第3 設備の状況 1EDINETで原文を開く → p.18

企業データ

このページに載っている件数

業績指標35指標 × 5期
沿革45件
大株主10名
役員11名
開示の記述5章、約8,067字
関係会社5社
適時開示未取得(TDnet)
知的財産未取得(特許庁)
公共調達未取得(調達ポータル)
このデータをAIで使うMCP対応クライアント(Claude、Cursor など)から、この会社の業績指標・沿革・役員・開示の記述を構造化データで取得できるようにする予定です。
接続方法(準備中)

同業

輸送用機器東証33業種

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